徒然雑草

踏みつけられるほどに育つ

考え

参議院予算委員会を傍聴してきた感想を書きなぐる

縁あって少しだけ傍聴することができた。 国会議事堂内を見学するだけであれば修学旅行とかでもコースに入るほど手軽なものであるようだが、委員会も予算委員会の傍聴となるととても敷居が高く、手荷物の持ち込み禁止、金属探知等のセキュリティチェックを受…

ミンティアのコピーを見て思うこと

ミンティアって、あるじゃない。アサヒグループ食品 ミンティア ワイルド&クール 50粒×10個出版社/メーカー: アサヒグループ食品発売日: 2014/03/03メディア: 購入: 1人 クリック: 16回この商品を含むブログ (6件) を見る 何気なく電車の中の広告に目をやる…

鼻をほじらないことが何よりの健康法ではないだろうか

僕は鼻をほじるのが好きだった。鼻くそ(以下、例のそれ)はホコリを吸い込むたびに溜まる。鼻の粘膜を塞ぐ例のそれを取り除いたときの清涼感と爽快感はフリスクスーパーハードを大量摂取した感覚に酷似している。やみつきになる。 そういうわけで幼い頃から…

ご飯にする?お風呂にする?それとも…あ・た・し?

真剣に考えてみよう。 仕事終わり。僕は疲れて家のドアを開けている。日がな一日働き、帰宅ラッシュに巻き込まれながら帰ってきた。汗ばんだ身体を空腹が満たしている。足はどんより重く、面倒くさいに塗れた状態だ。ドアを開けたら女性がいる。妻か。彼女か…

首都大学東京に抱く違和感

首都大学東京。「首都大」とかって呼ばれている、公立の大学として、非常に高い難易度と人気を誇る大学である。僕なんかが背伸びしたって跳躍したって合格できていたかわからない。でも、首都大学東京という名前がどうしたっておかしいことはわかる。誰もが…

北山修作詞の歌詞に秘められた覚悟と寂しさ

一昨日我が家と叔父夫妻で飲み会をした後、叔父と二人でカラオケバーに行って二人でさんざん歌った。両親のおかげで50代60代の方との最大公約数的楽曲に多少の耳なじみがあるおかげで、叔父とも盛大に盛り上がれる。現在68歳の叔父だ。年の割には若くて、肌…

マジックミラー

私のゆめは 君が蹴散らしたブサイクでボロボロのLIFEを 掻き集めて大きな鏡を作ること 君が作った美しい世界を みせてあげる 大森靖子の代表曲となっているマジックミラーの一節である。 先日縁あって大森靖子のライブツアーのファイナルに足を運んだ。しば…

185㎝75キロの人間が入浴するのに最も浅い水嵩は。

人は水たまりで溺死できるという。転倒し頭部を打ち付け、脳震盪になったところが水たまりだった場合、僕たちはいとも簡単に溺死してしまう。日々何事もなく素通りしている水たまりですら、僕らを殺せる。 はたと、考えた。溺死が水たまりで済ませられるなら…

ラーメンか、らーめんなのか、らぁめんとも言うが、らー麺も不思議じゃないし、らぁ麺だって見たことがある。

中華の十八番を奪って、日本の国民食に昇華された食べ物、「ラーメン」。コンビニの店数に追随するかのごときラーメン屋の数。日本の景観に欠かせない存在と言ってもいいだろう。ご当地ラーメンのような、地場ラーメンも存在し、北海道なんか函館と札幌と旭…

「The CHOYA」のコピーへの感想

「これはもう、梅酒というより、チョーヤです。」 最近街中でよく見るコピーである。チョーヤの新商品「The CHOYA」のコピーだ。一年熟成モデルと、三年熟成モデルがあるらしく、どちらも何やら高級そうな瓶にパッケージされている。 チョーヤ梅酒 The CHOYA…

君の名は。 ~僕も誰かを探したい~

話題作をやっとこさ観た。 散々ネタバレ解説評論考察の類が世に出回って、なんとなくはストーリーの流れを知った上での視聴だったが、なんのその、イノセントなこの感性を満足させるのには十分すぎる映画であった。映像は綺麗、お話は丁寧、出会いは感動、別…

雇われて働くか、独立して働くか

仕事は極めてシンプルで、二つしかない。雇われているもの、独立して働くもの。公務員や政治家は国や地方に雇われており、会社員はもちろん会社に雇われている。事業主たちは自ら仕事を作り、こなし、対価としてお金を得ている。会社員として働く毎日だが、…

一人暮らしにおける食生活についての考察

男の一人暮らしで弁当を持って会社に行き、家でな自炊をしているというと、それは皆様からのウケがいい。半ば家計のために仕方なくやっていることなのだが、おこぼれのごとくウケを頂戴している格好である。ただ、僕の弁当は本当に炒め物特化の弁当であり、…

大谷翔平 ~幸せについて本気出して考えてみた~

彼になりたいと思う人は多いのではないだろうか。彼は絶対のヒーローだ。仮面ライダーの世界に彼がいたら、絶対に彼が仮面ライダーだし、ウルトラマンの世界に彼がいたら、絶対に彼がウルトラマンだ。北海道に彼がいたら、彼こそが大谷翔平のように。 対して…

最近の男性用小便器について思うところ

女性諸君は想像していただければそれでいいのだが、男性に産まれたものは生涯、公的な場所での排尿時には他人が至近距離にいる状況にある。用を足すなんていう究極のプライベートを、衝立のない場所で行う不自然さ。日々何事もなくこなしてはいるが、よくよ…

キャッチに物申す

あ!次の居酒屋お決まりですかー?飲み放題朝まで1000円で出来ますよ!すぐそこのビルなんで。どうですか。予約してますか?あ、予約してますか。なんて店ですか?ビルどこかご案内しますよ!こんなキャッチが多い。少なくとも、錦糸町には。どっかで飲んで…

錦糸町ブックオフの接客が凄い

凄い。がしかし、恐ろしいほどの違和感がある。たった100円。税込み108円の本を2冊レジに出しただけである。216円。新品の本1冊も買えない。ジャンプすらも買えない。たったそれだけの商取引きだというのに、ブックオフのお兄さんはものすごいホスピタリティ…

四字熟語もじり

高校の陸上の大会において、スタンドを埋め尽くすのは各校の応援旗である。チームカラーで彩られた、赤青黄色の旗がたなびき、横断幕が掲げられる。「挑戦」「限界突破」「最強」各々の学校で、各々の決意が、耳障り目障りにならない文字になって横断幕に刻…

「最も強い言葉で非難する」とは。

北朝鮮がミサイルをぶっ放したときによく聞く言い回しである、「最も強い言葉で非難する」。AともBとも言わず、具体的に非難したときに間違いなく生まれ得る齟齬を絶妙に躱した言い回しである。「誠に遺憾である」も本当によく聞く。大臣に不明瞭なお金の動…

4×100mリレーで日本が銀を取るということ

仕事中だというのにこれ程までヤフー速報の更新ボタンを連打したことはなかった。 日本人が短距離種目でメダルっていうのは、恐らく誰もが知っての通り、大変に難しいことである。まさに短距離種目をやっていた身からすると、それこそ自分が絶対に敵わない同…

恋愛サーキュレーションとミライボウルから考える女性が歌うヘタウマラップの可愛さについて

ポルカドットスティングレイしか聞かない日々を抜け出し、ネバーエンディングビーチなるシティポップを消化した後、僕はいま恋愛サーキュレーションしか聞いていない。 www.youtube.com 恋愛サーキュレーションとは、化物語なるアニメに登場する千石撫子とい…

趣味得意格差

学生時代、車を愛して車に尽くした友人がいた。世の中の車狂に比べて彼女がどの程度のカーホリックだったのかはわからないが、カスタマイズも好きだし、走るのも好きな、車高がお低いお車がお好き系お嬢様であった。全くもって車に興味がない僕にとって、彼…

スマホは脳になり得るか

IoTの時代に足を突っ込みかけているらしいこの頃。高校の先輩で、とっても賢いものづくりお兄さんにこの間数年ぶりに会って話をしたのだが、やはりこのIoTはヌルヌルと世界を変えていくと言っていた。そもそもの定義がいろいろあるから、これがIoTですってい…

オロナインの便利さとにおいの折衷点

父はオロナインが好きである。頭の先からつま先まで、すべての外傷や吹き出物をオロナインでまかなっている。我が実家にはオロナインの大ボトルが常備され、父はそれを風呂上がりに全身に塗ったくる。髭を剃れば剃ったあとにも塗ったくる。ベタベタするだろ…

ORANGERANGEの15周年記念アルバム「縁盤」リリースにつき、彼らの変化を考える

ORANGERANGEが、結成十五周年を迎えている。彼らが仲良い同士で集まり、6人でキリキリマイって叫んだ瞬間におぎゃあと生まれた子供が中学三年生になるのである。大御所だ。この十五年間、大ヒットに恵まれ、社会からパクリだとこき下ろされ、めげずにヒット…

ケンブリッジ飛鳥が野球中継に出ていて思ったこと

不意に野球中継を見ていたら、ゲストにケンブリッジ飛鳥が出ていた。ケンブリッジ飛鳥。なんとも格好のいい単語を二つ合わせたスタイリッシュな名前を冠されている彼は、スタイリッシュな走りでこの度100mの日本チャンピオンになった男だ。勝った山縣より負…

「世界史・日本史における忘れられない単語を振り返る」シリーズを書こうとして、知識の足りなさに折れた

半月ぶりのシリーズを執筆せんとして、猛烈な知識不足に悩まされている。 この語感シリーズは、御託はいいから語感のいい言葉を挙げ連ねていければいいくらいの気持ちでいた。その副産物として、少し歴史について詳しくなれればいいなくらいの気持ちだった。…

カラオケ一曲目問題

これに悩まされて久しい。大勢になればなるほど、デンモクに近ければ近いほど問題は切実にのしかかってくる。無難に済ますことはできる。きっと誰もが無難を望んでいることもわかる。けど、僕の中のハイセンス選曲欲がそれを度々邪魔し、ベタベタの選曲を拒…

世界史・日本史における、忘れられない単語を振り返る-パート3- テーマ「バスティーユ牢獄襲撃事件」

恒例のシリーズです。バックナンバーはこちら ktaroootnk.hatenablog.com ktaroootnk.hatenablog.com 世界史、日本史ときたら、次は世界史でしょう。 本日のテーマはこれ バスティーユ牢獄襲撃事件 語感 字面を追うだけで意味が解る秀逸な事件名だと思う。バ…

世界史・日本史における、忘れられない単語を振り返る-パート2- テーマ「十返舎一九」

パート1はこちら ktaroootnk.hatenablog.com 大した反響があったわけでもない。がしかし、書きたいことを書けている充実感に浸れたので、軽快にパート2に突入。 前回は、19世紀初頭に活発だったロシア帝国の南下政策の一環として結ばれた条約、ウンキャルス…