徒然雑草

踏みつけられるほどに育つ

サンセット

最近よく大学に通っている。定期をぶち込んだパスモを改札にたたきつけることとキーボードをタイピングすることが日々の鬱憤のはけ口です。冗談です。そんなに鬱々しい思いも抱いていないし、憤りを感じてもいません。

 

パソコンとにらめっこして息抜きしてにらめっこしてって繰り返すうちにびっくりする程外は暗くなってる。今午後五時なんだけどね、暗い。夜です。

母親が相撲が好きで、実家のテレビは相撲シーズンには100パーセントの命中率で相撲中継にチャンネルがあっている。今もちょうどシーズンだから確実に北海道の片隅のテレビは相撲を映しているし、その前には一つの取組ごとにこの世の終わり否、SEKAI NO OWARIのような声を響かせているアラウンドフィフティの眠り姫がいる。相撲を見て、晩御飯を支度をしてっていうのが、我が家のICHINICHI NO OWARIの光景である。

相撲中継の最後、時間があるときは必ずその場所が行われている会場の外の風景が映し出される。国技館とか、福岡国際センターとか。

冬の場所になればなるほど、北海道との日暮れの差が著しくなる。今場所の九州場所なんてすごい。北見の夜は九州の夕方である。もう時差作ったほうがいいんじゃないかなって思う。先に日が暮れるところに住む人はそう思う。その分日の出はもちろん北海道のほうが早いんだけれど、冬の日の出が早かったところで寒いだけだ。何のメリットもない。

なんだかせかされるように太陽に追われーの1日が終わりーの。夏はアルプスの山の麓でキャッキャウフフと追いかけっこをするくらいゆるゆるの日没なのに、冬は反復横とびだ。太陽にそんな瞬発力を求めてなんかないよ。君はゆっくりでいいんだよ。

 

外が暗くなったせいでガラスが鏡になった学校のパソコン室。ガラガラに空いているのになぜか隣に座ってきてくれたおそらく後輩であろう青年が苦心しながらレポートを書く中、これ見よがしに隣でなんの関係もないブログを書く背徳感たるや。たまらないぜ。

とか書いてたら、青年はたった今、500文字にも満たないであろうレポートを書き上げた。なんか政治的なテーマだったね。ご苦労様。何か実のある文章を書かなきゃだめだね、きっと。卒論からも逃げちゃだめだね。絶対。そう思わせてくれた青年に感謝。帰りに新書でも買って帰ろうかなと思います。現実逃避の読書感想文だ!