徒然雑草

踏みつけられるほどに育つ

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国立科学博物館に行ってきた

北海道より旧友が上京してきた。

高校時代に陸上の繋がりでマリアナ海溝の八掛け位の深さの絆を育んだ、23歳札幌の建築器具会社の営業マン。熱心なドルオタであり、熱心な野球ファンである旧友。今回のメインイベントは写メ会らしい。今回の写メ会はアルバム買わないと券が当たらないらしく。写メ一枚いくらよと。単純計算じゃ測れない何かがあるんだよね、そうだよね。きっとね。

その旧友君は昨日やってきた。スマホにアイドルとのプライスレスな思い出をぶち込む戦(写メ会)は明後日らしい。じゃあ明日一日暇だからどこか行こうよと。浅草には行ったことあって、ビッグサイトも握手会で…という旧友をどこに連れて行くか。

 

そこで

 

行ってきました上野。動物園も国立なんたら美術館もスルーして、二人は国立科学博物館へ。

こんな展示に興味を惹かれたのですね。


ヒカリ展 光のふしぎ、未知の輝きに迫る!

 

世の中の光という光を集めてやったぜ的なそれらしい。ギリシャ神話とかでやったら絶対神様から罰が下るようなことを平気でやってしまう国立博物館に戦慄。

どんな展示があるかな!サングラス必要だったかな!

わっくわくしながら博物館の前に行ってみたらだな。博物館だから例によって常設展と特別展があるわけだ。

常設展はというと

企画展「ヨシモトコレクションの世界」 (10月15日~1月18日)

企画展「美しき機能材料 - 人工結晶」 (10月28日~1月12日)

科博ニュース展示「昭和天皇のヒドロ虫類  ご研究を通した国際交流」 (11月11日~12月7日)

 これらが見られて620円。わぁおリーズナブル。

特別展はさっきのヒカリ展。そちらはヒカリ展と常設展をどっちも見られて1600円。わぁおファンタスティックベイベー。ウーシャカラカァウーシャカラカァ

2人は考えた。果たしてヒカリ展に1600円の価値があるのだろうかどうなのだろうか。

 

気が付けば手の中に380円のおつりが入ってた。イエス、妥協。ここに来て妥協。たかが1600円を渋る男2人。太っ腹になりたいぜ。

 

常設展の目玉は「ヨシモトコレクションの世界」らしい。最も身近なヨシモトがルミネ the よしもとっていう典型的な日本人2人がヨシモトコレクションの世界である。学がないのを呪った。

頭の中に消えようもないお笑いの影を感じながら展示場に入ると。

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どどーん。

久々に瑞々しい声を上げた気がする。そうだな、初めてサファリゾーンでガルーラを捕まえた時もこんな声を出したな。

ヨシモトコレクションは剥製の事だった。それもアゲハ蝶とかそういう自由研究レベルじゃない、もうガチンコの剥製コレクションだった。その雄大さとかに関しては限られた語彙じゃ表せませんすみません。

じゃあ一体こんな剥製をごろごろ残したヨシモトとは何者ぞ。

来歴書いてあったので記憶を頼りにさらってみる。

 

ヨシモトこと、本名ワトソン・トシユキ・ヨシモトの生まれはハワイ。1900年代初頭の生まれだったはず。両親日本人なんだけど、明治時代の人が夢を追ってブラジルに多く渡ったようにヨシモトの両親もハワイにわたって、そこで生まれたのがヨシモト。いわゆる日系2世ですね。

ヨシモトは向こうの語学学校やら普通の学校やらいろいろと通ってたがしかし両親が早くに逝去。大工をしながら生きていくこととなる。追い打ちをかけるように世界大戦が起こる。ハワイに住むヨシモトはアメリカ軍に志願。どうやらなかなかの戦火を上げただか上げてないだか。

大戦後、ヨシモトは大工で培ったノウハウを基に建築会社を設立。これが当たる。ヨシモト get the アメリカンドリーム。時を同じくして大工をしながら生きていくために行っていた狩猟を趣味に昇華させたヨシモトは、ふんだんな資金を使って剥製を作り出した。

それにちょっと凝っちゃった結果が

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凝り性の極致だ。ヨシモトがマインクラフトとかに手出したらもう現実に帰ってこなかったに違いない。

 

そんなヨシモトは十年前に亡くなった。死後十年ということでこの展示が今行われているらしい。亡くなる十年前まで現役のハンターだったらしい。生粋のハンターだったんだね、よしもと。

 

そんなヨシモトが僕らのために寄贈してくれた剥製たちがお迎えしてくれる博物館の様子。ヒウィゴー!

 

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玄関口でとんでもないインパクトを残してくれているこの子。

クーズーというらしい。中央アジアぼ高原に分布しているんだと。モンゴルとかさ、向こうの遊牧民族たちはきっとこんな奴らと一緒に旅してるんだぜ。信じらんないよね。

ちなみにこの角のねじれは個人差らしい。ちょっと私巻き爪なのよねーくらいな感覚で彼らは角をグルグルするんだな。なんて素敵。

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みんな知ってるシマウマ君。

シマウマと言えばサバンナでライオンから逃げてるイメージがあるはずでしょう。か弱いくて心優しい動物だとか思ってるでしょう。

そんなんイメージだけだからね、生のシマウマさんマジででかい。穏やかな顔してマジででかい。本気出したら怖い系草食動物に違いない。

シマウマの縞々は茂みとかに隠れるためってよく言うけどそれも無理だと確信したシマウマ君との出会いだった。

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武田鉄矢武田鉄矢科に属するマントヒヒ。

今にも竜馬について語りだしそうなマントヒヒだった。

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このとんでもない形相で見下ろしてきてるこいつなんだと思うよ…

トナカイだぜこいつ…

チョッパーのギザカワユスなバカヤローコノヤローに騙されちゃいけない。本物のトナカイは常時ランブルボール使ってるレベルで凶暴ルックスである。

彼ら彼女らを従えてるサンタのおじさんもとんでもなくすごいってこともお忘れなく。クリスマスを前に浮かれてる奴らなんてトナカイに踏みつぶされてしまえばいいんだ。へっ。

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角持って背に乗って野を駆けたい系動物。

彼の名はベイサオリックス

旧友とダービー馬の名前みたいだと盛り上がる。

ベイサローズ
オペラオリックス

G1制覇待ったなし。

 

部屋をちょっと動いたら雄たけびをあげていたヒグマ。

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我々オホーツクに生きていた人間からしたらたびたび名前と存在を聞いていたヒグマ。モノホンのヒグマを前に怖気づく。

山に山菜でも取りに行ってこんなのとひょっこり出くわしてみろ。ひょうたん島という名のヘヴンにゴーだ。待っててねドンガバチョ。

ちなみにヒグマの背中は安全圏らしいよ。出くわしたとき回り込めたら回り込むといいよ!

 

ヒグマに気を取られていた背後には角角角。

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そろそろ何が何やらわからなくなる。

とりあえず、ヤギのいとことかはとことかが勢ぞろいしたゾーン。ヤギ家のお正月はきっとこんな感じ。

左側にひょこっと顔を出しているアザラシさんはオホーツク海にやってくるアゴヒゲアザラシくん!流氷の上をバインバイン跳ねている姿はいとかわゆし。いと寒し。

 

その足元にはプレーリードッグ

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ヤマアラシ

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ミンク!

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癒しゾーンだ。ああ、かわいい。かの有名なジョンレノンも、時代が違えばAll Need Is kawaiiを歌っていたはずだ。可愛いこそ正義、可愛いこそすべて。

 

ヤギ・可愛いゾーンを抜けるとそこはシカ・イノシシゾーン。

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全世界のシカとイノシシだ。色とりどりのシカとイノシシ。やっぱり身体能力とかも違うんでしょうね。

ヨシモトは世界42か国を156回も旅して狩猟しているらしい。そら黒シカも白シカも黄色シカも狩るわ。

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みなさんご存知インパラくん!

彼もシマウマと同じように捕食されるもの的なイメージが強いけど、こうしてみるとすごく大きい。めっちゃ足速そう。

これは水分補給のポーズだそうですよ。

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後ろにはインパラくんの親分のような皆様方と構えるヒョウ。これは食物連鎖の縮図でしょうか。そうなんでしょうか。

 

次のゾーンにおはしまするはバイソン。

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バイソンは訳あって非常に縁深い動物でね、特別な思いで遭遇したんだけどいかんせんこいつもでかい。写真じゃわからないかもしれないけれども、シカ2体分くらいある。気軽にバイソンバイソン言っちゃいけないことを学んだ昼下がり。

 

順路にしたがって二階に上がったら最初の大部屋へ。

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最初のクーズーの上にいたホッキョクグマがこんな目の前に!

ホッキョクグマ補正で怖く見えるけどちょっと内股な感じとか実は可愛かったりもする。

後ろのガゼルたちもいい味出してて、ラスボズに臨むときのドキドキを味あわせてくれている。

 

以上が、ヨシモトコレクションの世界でございました。

 

これは本当に面白かった。興味深いなんてもんじゃない。途中から剥製の凄さに慣れてきて淡々と見るようになってくるけど、あの最初のうおぉぉぉはみんなに味わってほしいなと切に思う。

もっと動物たちの説明も見たいからまじでもう一回いこうかな。

 

ヨシモトコレクション >> 標本・資料データベース :: 国立科学博物館 National Museum of Nature and Science,Tokyo

 

詳しく見たい人はこちらへ。

 

このほか、日本列島の歴史やらなにやらとたくさん展示があって、特別展まで見なくても全然お腹いっぱいな内容でした。後半展示は写真取ってないので割愛。

あー、楽しかったぜ。また行くぜ。

 

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