徒然雑草

踏みつけられるほどに育つ

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世はクリスマス、余白に済ます

毎年のことよ。

一年のうちでLED電球がもっとも輝く季節。あのLEDの光を見て今年のノーベル賞を取った三人の日本人の事を思う人はどれだけいるんでしょうか。きっとその光の向こうには彼氏彼女サンタさんの姿しか見ていないんだろうよ。もう一度、思いを馳せてみたらどうだ日本人。なーんつって

 

正直、街が綺麗になってくれるのはうれしい。夏の提灯風鈴しかり、春の桜、秋の紅葉しかり。汚いより綺麗な方がいいし、つまらないよりは楽しい方がいい。たとえばそれが、景気よくなっちまえ!お金動かしちまえ!楽しくしてやるからよ!みたいなお偉いさんの陰謀だったとしても、手のひらの上で踊ってしまいたいと思う。同じバカなら踊らにゃ損だ。

なんなのかって、昨日新宿歩いてて、本当にきれいだなと思わされたって話なんだけど。新宿の街サイドになって考えてみたら結構気の毒なんじゃないかと思う。

日々さ、人の喜怒哀楽と罵詈雑言と吐しゃ物サムシングをコンクリートで受け止めーの受け流しーの。けれど不平不満も言わないで、首都直撃の地震とかを起こさないでいてあげている新宿の街。特に感謝されることもなく、新宿、お前はそうあるべきだ。当然なんだ。ってディズニーとかによくいるプリンセスみたいな育てられ方をしている新宿の街。

その街に年に何回か盛大に飾り付けをして、今日は綺麗だねー!素敵だねー!ってちやほやする。精神的に不安定になるにきまってるよな、そんなの。ちやほやされたのもつかの間、人の暦に乗っ取ってまたいつもの自分に戻されるわけだ。

これは月とかにも言えるんじゃないか。

スーパームーンとかあるじゃん。今日はいつもより1.2倍の大きさに月が見えますとかなんとかかんとか。で、こぞって写真を撮るじゃんジャパニーズ。これ見よがしにスマホ出して。

じゃあ普段の月どんなもんかほんとに見てんのかって言ったら見てないんだよね。見てる人いたらごめん。俺見てないだけかもしれない。

そんなで今日月綺麗!おっきい!なんかちょっと赤くね?って言われたとこで、月からしたら俺毎日仕事してるしってふてくされてやりたいくらいなんじゃないのか。そんなこと思ってなかったらごめん。俺ひねくれてるだけかもしれない。

 

結局そんなできた人間じゃないから今日の月の形とか知らないでいるんだけどね。一昨日あたり半月だった気がする。気がするだけ。

 

だから、あぁ、イルミネーション綺麗だなとか思いながらも、新宿に思いを馳せることで粛々といつも通りにクリスマスシーズンを過ごすことを誓います。

ケンタッキーくらいは食べたい。