徒然雑草

踏みつけられるほどに育つ

曲を作る


instant emotion - YouTube

今日の午前中に曲を作りました。

 

久々に誰もいない何もない朝だったから、よーし、自分のために時間使うぞーって使った結果のインスタントソングライティング。作成時間全部コミコミで2時間足らずの特急電車。高尾山へ行こう。

 

 

こないだライブに出て、共演した方々と話して。そこでほぼ初めて作曲を日常としている人たちと出会ったんだけれど、普通に暮らしていると全然そんな人たちとは出会わない。作曲してますとか作曲できますって言って、あ!わかるわかるーって言ってくれる人と同じクラスとか隣の席とかになったためしがない。やっぱりマイノリティーな趣味らしい。

じゃあどんなテンションで作曲とかするのよと。気になるでしょう。俺も気になる。

ちょっとつれづれと書いていこうと思います。

 

とりあえず今朝の曲に関して。

これは何のテーマもなく、とりあえずギターを弾いていた所からことが始まった。ギターとか弾くと、いや、ちょっと気分がいいと人間は鼻歌を歌う癖がある。あるはず。その鼻歌になんとなく語感のいい言葉を載せて、その韻をなるたけ壊さないように、何となく意味の通る歌詞を書いていった結果出来上がったのがインスタントエモーション。

歌詞に限りなく自分の考えとかが入らないのがこの作成法の特徴ですね。韻先行だから、それっぽいこと歌っているようで作者の心情とか、作者の生の声とかはあんまり反映されていない。こっぱずかしくないのが凄くうれしい作り方。

歌詞とかを書いている人を傍から見ると、なんてこの人は恥ずかしい人なんだって思うことも多いと思うんだけれども、実際そんなに主観が入っていないことも多いはず。という主観。

 

韻先行というか、鼻歌先行じゃない作り方として、いわゆる歌詞先行がある。

歌詞先行の場合は、恥ずかしいことが多い。何しろポエムに曲を載せるわけだ。もとはポエムなわけだ。あぁ恥ずかしい。がちがちに歌詞を固めてから書く人もいれば、テーマだけ何となく決めて、言いたいことも何となく決めて、あとは曲と同時並行みたいな人もいるでしょう。自分は後者。

歌詞をがちがちにしてから書くと恥ずかしいのもそうなんだけれど、うまくメロディーに歌詞が入らない。字余り字足らずのオンパレード。咳をしてもひとり。なんとなーく自分は曲のノリを重視したい趣向があるようで、ざっくりとしたテーマだけ決めて曲を書くことが多い。するとぼかしたいときに比喩を使って逃げられるしね。

 

ただmy first ソングライティングはがちがちの歌詞先だった。

中学二年生のころの運動会後。友達がギターを弾き出し、自分もピアノを弾けることが悪くないことなんじゃないかと思い始めたころ。運動会への思いを込めたさわやかなミディアムナンバー、「笑顔と笑顔でハイタッチ」を書き上げた。

もうこれは聞いていられないやつですね。漆黒の歴史。しかし当時中二の力は凄まじい。自分の思いのはけ口ができたと味を占めてすごい勢いで漆黒の上塗りをしていった。戦争反対的な別になんのこっちゃわからん曲も書いた。全然戦争について切実な思いしてないのに。

そんな中学生時代作成したそれはそれは生ぬるい思いが詰まった自由帳が今も極寒の北海道に残されている事実。恐ろしや。

 

ただその思いのはけ口になるっていう点では同じように作曲にお世話になっている。歌詞の作り方とかそういうところの素直さはまるっきりなくなったけれども。だからなんか日々の生活の中でこれってどうよって思うこととかを、なんとなーく決めておいて、ギターぽろぽろ弾きながら曲を作って精神衛生を図っているっていうのが今の作曲スタンスですね。

 

 

共演した方々も、きっとそれぞれの思いのたけを各々恥ずかしくないような形で表現していたんだと思う。基本、自分をさらけ出すのって恥ずかしいからね。

 

また、そのうちインスタント作曲の模様を上げると思います。

インスタントエモーション!