徒然雑草

踏みつけられるほどに育つ

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午睡

うつらうつらする気持ちよさったらない。

 

三が日オールデイズの飲み会で昼間は眠たいお正月。別に起きていなきゃいけない理由もないけど、寝るのはちょっと勿体無い。

まぁ、テレビでも見てみるかなってテレビをつける。

特番目白押しの民放ラインナップを見る熱量はなくて、親が録画していた谷村新司吉田拓郎の対談番組を見る。

結局特番見るのとあんまり変わらないんだけど、民放独特の笑わなきゃいけないプレッシャーとかを感じないで楽に見られる分、良い。

やっぱり谷村新司と拓郎は歌が上手い。歌の上手いベクトルは全然お互い違う方向に向いているんだけれど、上手いというカテゴリーでは共通するものがある。

で、また、自分の歌だから自分の声にあったそれを作るよね。

拓郎のだみ声で谷村さんの壮大な昴なチャンピオンを歌っても売れなかったろうし、谷村さんの達観ボイスで拓郎のサイコロ振りながら襟裳岬で人生生きてみましたって歌を歌っても合わない。

俺は何を歌えばいいんじゃ。

うつらうつらの瀬戸際で葛藤を覚えたような、覚えていないような、そのうちに番組が終わった。

 

気がつけば辻井信行のピアノリサイタルが流れだした。

小中学生のころほんのちょっぴり情熱と時間とを捧げたピアノである。ピアノ発表会には何回か出たが、もうミスをするかしないかだけで戦々恐々としていた記憶が強い。

その上にどれだけの時間と努力とを乗っければミスから解き放たれて、感情や情景を伝えられるようになるんだろうかね。

ちびっ子たちの発表会とプロが開催するコンサートの間にあるプロセスを知る事がなかなかないから、どういったプロセスで成長していくのかがわからない。

なんちゃってでも、冗談でも、最近は人前で自分の歌を歌う機会が出てきているので、そんな表現のことについても思いをはせてみる。

 

トルコ行進曲が軽快に流れている間は起きていられたものの、なんだか辻井がトルコと日本との架け橋になった云々っていうドキュメントが流れ出した所から、意識も遠くの銀河に流れ出したらしい。

日向にいたはずの身体は気が付いたらLEDライトに照らされていた。

うっわー時間もったいないことしたなぁ…って思いと、とてつもなく優雅に贅沢に時間を使ってやったって思いのマイルドブレンド。

これぞ正月。

明日から本格的に世の中が動き出す。うつらうつらに費やす時間を企業戦士はデスクと営業車に費やすのでしょう。

 

もうしばし、人生の午睡を生きさせていただきます。


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