徒然雑草

踏みつけられるほどに育つ

春はルンルン

窓を開けーの、ドアを開けーの、普段できない全力の換気をする午前中。

やらなきゃいけないことは山積している。明日は大学生活最大にして最後の山場と言っていい教授陣を前にしての卒論発表である。発表というか、諮問だから、卒論についての大質問大会なのだが。自分の研究だからと言ってオール自力なわけでもないし、なあなあの知識を振りかざして何とか書ききった側面も大いにある。そんなところを突っつかれた日には破裂することは間違いない。

更に逆サイドからは内定先の課題がえぐってきている。こっちは発表会が近い未来に待ち受けている。人事部と内定者たちを前にしてのプレゼン大会だ。なんかこんな若鶏の頃から人事に見られていると思うとこちらも手を抜けない。頑張らねば。未来に将来に関わる。

 

しかし、春ですか。

全国的に春の陽気らしい。わが地元ですら超季節外れの最高気温6度だそうだ。ちなみに高校三年生の陸上の大会で、気温2度の中走ったことがある。それが四月末の事だったから、この時期の6度というのがどれだけ特別か分かっていただけるだろう。灼熱地獄である。

記録的な春の陽気に包まれる中、ワードとにらめっこし続けていいのか。今しかできないことがあるだろう。春の陽気だからこその散歩、掃除、換気、布団干し…。明日やろうは馬鹿野郎だが、明日でもできるは明日やろうだ。今日しかできないを今日やらないのが本物の馬鹿野郎。

言い聞かせながら掃除をし、布団を干し、部屋をなんとなく掃除し。

パソコン着けてワード着けずにいつでも書けるブログを書いている。結局行き着く先は馬鹿野郎だった。

 

けど、あったかいと何をやるにも気分がいいね。寒くて鬱々とした空を見上げながらブログを書くのよりもずっとずっと罪悪感を感じずにブログを書いていける。なんならタイピングの調子もいい気がする。饒舌ならぬ饒指である。いまなら李白と並びたてる。気が大きくなっております。

 

これからバイトに向かう。バイト終わったらもう日が沈んでいるだろう。明日は冬の空気が世の中をつつむそうだ。夜の間からその予兆があるに違いない。

きっと寒い空気に触れたら、このほやほや春の魔法も解ける。卒論やべぇ!課題やべぇ!午前中何やってたんだ俺…って嫌悪するのは火を見るより明らかだ。だけど今こんなにいい気分で指を躍らせているのである。文字を捏ね繰り回しているのである。後悔したって有り余る幸せを享受している。確信を持って言える。

 

ほんのすこし綺麗になった部屋をバイト中一度忘れて、帰ってきたときにその綺麗さに驚くことにワクワクしながら、出かけます。