徒然雑草

踏みつけられるほどに育つ

夜の理

お酒は気を大きくする力があるらしい。幾ばくかのお金を持って出かけ、思いがけずお酒を飲んでいると、思いがけずお金がなくなっていることが多々ある。つーかそんなことばっか。

ついでによくわからないシミとかがシャツについてたりする。ふざけんなよまじで昨夜未明の俺。

酒が悪いのか、その時にお金を持ち合わせている自分が悪いのか。白いシャツを着ている自分が悪いのか。どうなんだ。

酒を飲んでいる時は、少なくともある程度のお金を持って行かねばならんという意識が働く。ここでお金を切らしたら飲めなくなる。次に行けなくなる。それは避けたい。

しかし、素面の自分は、そんなことを考えない。お金が大事やろと。酒なんてその場の楽しみよりも将来の諸々を考える。

旅行もあるだろ。お前、貯蓄もしとけよ。

アルコールは善良な諸々の声を全て投げ捨てる。

今飲みたいだろう。もう一軒行けるだろう。

はい、行けます。行きたいです。


学生時代しか馬鹿できないよー。

そんなよくわからないロジックに身を任せながら、馬鹿してみようかなと思うわけだな。

さて、もう一軒。似たような酒を、真新しい酒場で。いただこうじゃないか。

夜は長き、飲むのだ益荒男。