徒然雑草

踏みつけられるほどに育つ

前向きな愚痴

今日は、アルバイト。14時から23時まで。年末散々働いて以来の9時間労働だ。多分、久々だから結構にしんどいんだろうと思う。慣性の法則みたいなものだ。走り続けてるものを急に止めてもつんのめるし、いきなり走り出そうとしても引っ張られる。一速が一番重いのもそういうことなのだろう。

もうすぐ、バイトも終わる。数か月の間だが、それなりに稼がせてもらった。そして何より稼ぐことの大変さを学んだ。

自分の一時間に値段がつくっていうことは、ある意味結構残酷なことだったりして。狂ったように音楽聴いて踊ったり、じーっと本読んだり、ボーっとテレビ見たりしている一時間も、機械よろしく馬車馬のように飲み物を運び続ける一時間も、同じ一時間で、950円程度の価値しかないのかと。つまり私の一日は20000円ちょっとのものですかと。時給をもらいだすと一時間という単位に対する概念が少しずつ変わる。就職したら、一か月に値段がつくようになる。サラリーマンの生涯年収とか見てしまうと夢がなくなる気がする。金か。世の中金か。

否応がなしに一人頭に値段が付きだすちょっと手前の今。バイトを今月中ごろで終えてから、怒涛のハッピー月間が始まる。旅だ。旅だ。旅だ。

あの年末の深夜、蜃気楼のようにしか見えていなかった時間がついに始まろうとしている。寒かったなぁ。夜食のそばは美味かったなぁ。たった二か月。本当に繋がっているとは思えなかった深夜と旅の始まりがやっとつながろうとしている。

 

カラオケにおける最後の長時間労働を全うして、あと2回くらいちょろちょろっと働いて、ハッピーマンスリーだ。高まる。高めていきたい。これぐらいのモチベーションで行かないと、9時間頑張れないよね。長いもん。9時間。

きっとこの9時間を越えた後の自分は、ものすごく清々しい気分でいるに違いない。解き放たれているに違いない。早くそんな自分に出会いたい。鈍色の空の上には青空が云々って宇多田らによって使い古された胡散臭い言葉だが、今なわかる気がする。

待ってろ青空。