徒然雑草

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午後七時の魔力

テレビがお茶の間に浸透してからというもの、支配者として彼らが君臨していることは自明の事だろう。家庭差があるとはいえ、家のテレビが全く機能していない家庭はごく少数だろうし、むしろ圧倒的多数のお家では、主な情報源はテレビで、家族の話題もテレビで占められているところも多いはずだ。

 

そのテレビが、夕方過ぎから始まるニュース番組を一斉に切り上げ、突如としてバラエティー番組を放送しだす時間。そいつが午後七時だ。

まるで夕方の終わりを告げるかのように。食卓を囲めと世の中に訴えるかのように。午後七時になったら、ジャニーズとお笑い芸人と林修が突如として電波を乗っ取る。

 

きっと、事の始まりは、日本の文化が先にあるのだろう。

テレビ各局がバラエティー番組を流したいと。じゃあいつの時間帯に流すのが効果的なのか。調査でもしたのだろう。日本国民が最も食卓を囲んでいる時間帯はいつだ。それが七時だった。だから午後七時からバラエティーってのがお約束のようになっている。こう考えるのが自然だ。

 

いつからなのだろうか。いつから午後七時協定が結ばれたのだろうか。わからないけど、少なくとも僕の半生は七時の魔力に支配されている。

父の仕事が朝早く夜早い仕事だったため、必ず七時には食卓にみんな揃った状態を用意できる家庭だった。だからよほどのことがない限り、晩御飯は午後七時を合図にして始められた。NHKのニュースだったり、アニメだったり、よくわからんバラエティーだったり。それらとともに食事が進んでいった。

 

この魔力は、今になっても効いている。

人といるときはいい。誰かと遊んでたり、どっかの街をふらふらしていたら、午後七時という時間をさほど意識することはない。

問題は一人でいる時だ。テレビがどこもバラエティーで染められると、ご飯を食べなきゃいけない強迫観念に駆られる。強迫観念って言ったら極端か。しかしまぁ、なんとなくせかされる。

空腹がどうとかではない。時間が食べろと言ってくる。

 

正直、これがあるから不便に感じたことは特にない。午後七時に飯を食べれば寝るまでは空腹をさして感じずに済む。知りたいのは、これは果たしてどれくらい日本人を支配していることなのかということだ。

テレビの力なのか、日本人に染みついた生活リズムなのか、それとも他の家庭や人は午後七時の魔力をほとんど気にしないで生活できているのか。

とっても気になる。

 

誰でもいいから教えてください。

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