徒然雑草

踏みつけられるほどに育つ

旅のための旅

念願のスペシャルマンスが幕を開ける。むしろもう開演している。これから旅行第一弾、会津若松に温泉ゆっくり旅行だ。

何一つ気のおけない友人たちと、ただひたすらにゆっくりまったりするために行く旅行。なるほど旅行とはこういうものだったのか。

今まで旅行にはもれなく厳しい練習がセットでついて来た。旅行者全員サービスである。そう、実はサービスがメイン。

申し訳程度に設けられた休みの日の前日には壮絶な飲み会が行われ、毎度天に召されるために、観光日なんてなかった。休息の日は吐き気の体内大戦の日として使われた。

前回スノーボード旅行に弾丸で向かった。あれも素敵な旅行だった。あれこそが本当の旅行バージンだった。練習のない旅行。幸せだった。ただ痛みがともなった。頭痛と全身の筋肉痛。幸せの対価は大きかった。


今回はどうだ。

リラックスするために旅をする。観光するために旅をする。今までのおまけが主役に躍り出たのだ。大出世だ。もうこのまま主役の座を譲らなければいいと思う。キムタクみたいな役者になって欲しい。


予定としては、ソースカツ丼を食べ、城を観て、茶屋で寛ぎ、宿に行き、温泉に入り、飲み、入り、飲み、入り。幸せを具現化するときっとこうだ。KAWAIIの権化がきゃりーぱみゅぱみゅのように。



すでに東京駅は雪が降る。前線がどうかなってるらしい。

雪化粧未遂を繰り返す東京から、欠かさず化粧をする福島へ。

往年の鈴木その子ばりの厚化粧を塗ったくった我が地元北見を鑑みつつ、脱力旅行に向かう。雪かきをしない雪は美しい。