徒然雑草

踏みつけられるほどに育つ

旅立ちの日に

白い光の中に 山並みは萌えて。

遥かな空の果てほどは遠くない場所に旅立ちます。

会津若松から帰って一日。旅の終わりだった東京駅は、西へと向かう旅の始まりに変わる。いとこに会い、友人に会い、自分のルーツを探しに行く。やや十日ほどの旅だ。

旅慣れしていないから、何を持っていけばいいやらわからないし、どれだけのお金を持っていけばいいやらわからない。荷物多くなるの格好悪いから少なくしたけど、それでもだいぶ多いような気がする。まぁぶっちゃけ日本語どこ行っても通じるなら、何とかなるだろう。なんとかなる気しかしない。虚勢です。

 

まず一路名古屋へ。名古屋にはいとこが住む。

父が4人兄弟の末っ子のため、僕はいとこの中でもぶっちぎりで年下だ。最年長のいとことは20歳は離れている。そんな中でも10歳ちょっと年上の、比較的最寄ないとこが名古屋で待っている。どうやら嘘のようにおいしい焼肉屋があるらしい。

わが地元北見は焼き肉のメッカである。少なくともそう自称している。にもかかわらず名古屋でも焼き肉。なにか焼き肉スピリットが北見市民のDNAに染み込んでいるのかもしれない。無意識に焼き肉を求めているのかもしれない。でも、本当は味噌カツとか食べてみたい。なーんつって。

 

名古屋に数泊したら、お伊勢さんにお参りするつもりだ。

日本の氏神を祀るなんて、大それ過ぎててよくわからない規模の神社。江戸時代にはお蔭参りだと大挙して全国から人が押し寄せた神社。何かあるに違いないし、行かねばならない使命感を抱かせられる。

そこから鳥取に向かう予定だ。もう幾日も先のことなんで、そこまでは考えないようにする。もはやお伊勢さんに果たして本当に行くかもわからない。京都とかでしっぽりしているかもしれない。

好きな場所を見つけたら少しとどまって、ふらふらして。そんな緩い、まったり旅にできたなら。そうしたい。

まったりの流れ着く先に自分の長身の秘密が隠れていることを願って。

 

さて、二つ目の旅行に行ってまいる。