徒然雑草

踏みつけられるほどに育つ

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名古屋 改めて叙情

昨日、完璧な叙事的日記で名古屋のあらましを綴った。味気なかったろう。自分としてもそう思う。ちょこっとだけ補足をして、次の街へ向かおうと思う。

名古屋飯をだいぶ食べた。
味噌カツ、モーニング、小倉サンド、きしめん、どて煮、手羽先。
食べてないのといえば、名古屋コーチンとか、味噌煮込みうどんとかだろうか。あ、ひつまぶし。
しかしなにしろ、食べた。
もっとも衝撃を受けたのはだな…そうだな、どて煮だ。
昨日の文書の中で、唯一取り乱してしまった焼き肉店・華火。そこのどて煮。途轍もない代物だった。
味噌で煮込んだというより、なんだ、味噌ベースのビーフストロガノフだ。スープの中には牛肉、赤と黄色のパプリカ、飴色の玉ねぎ。焼き肉店の牛肉を煮込むという暴挙。筋繊維がこれでもかとほぐれやすくなっており、舌と上顎でほどけるほどの肉。煮汁もスープ。なにしろビーフストロガノフですから。味噌の。
同行の従兄弟は、これをどて煮のスタンダードと思うなと言われたがしかし、もう忘れられない。刷り込みだ。アヒルの子が初めて見た動くものに着いて行くように、僕は初めて食べたあのどて煮のことを一生忘れない。

熱田神宮のいいところは広さだった。明治神宮ほど広くはないが、歴史と権威では全く引けを取らない神宮。境内を全て見て回るにも面倒じゃない。
神宮を説明するパネルをしっかり読めば、熱田神宮に少し詳しくなれる。本当に様々な偉人たちに愛された神宮だったようだ。それだけの思いが詰まった場所なだけあって、厳かな雰囲気はとめどなく溢れている。付き物が落ちたような爽やかな空気。それは深々と茂った森のなすことなのかもしれないが、だとしても暫く居てもいい心地にさせてくれる。
名古屋に行ったら寄るべき場所だろう。

白鳥庭園は熱田ほど暴力的な自然じゃなく、作られた、きちんと整備された自然として完成されたものがあった。17時閉園なのに15時ごろに入園したことが何よりの悔いだ。もっとそこかしこのベンチでまったりしたかった。
もう10年若かったら、滝や川に散りばめられた石を渡って、プチアドベンチャーごっこに励んでいたろう。つまりちびっ子にもオススメ。


なんの先入観なしに訪れた名古屋。とてもとてもいい街でした。躍起になって名古屋めしを食べると胃が破産するので、お気をつけ。


これから、一路神戸。
伊勢、京都と迷ったけれど、伊勢は伊勢から動くのが難しかったのでパス、京都は帰りがけに寄ろうと。
阪高速は小雨と霧が行き交っている。なにしろ雲が低い。やる気のなさが伺える。そんな日もあるよ。わかるよ、クラウド
今日は神戸の中華街へでも。やはり食べ歩き。
明日は何処か観光に足を伸ばそうかな。神戸の港や、欧風の町並みでも見てこようか。
バスの隣にスーパー恰幅よろしいおじさんがご着席なさっているため、身を縮めながら夢を膨らませる高速道路。まぶた重いので膨らんだ夢にダイビングしたいと思う。