徒然雑草

踏みつけられるほどに育つ

眠れない夜と沈殿

ネットカフェに泊まる夜だがしかし、一睡もできないまま午前五時である。将棋やっていたほうがどれだけよかったか。将棋って何やって方は昨晩の記事を参照求む。

ネットカフェは明るい。BGMもやむことはない。ドリンクバーに甘えてコーヒーとココアを23時過ぎてから摂取した体はどうもカフェインに素直に反応したらしく休むことを拒んだらしい。

本気で寝たい。これはうそ偽りない感情だ。こんな時間にキーボードたたいているから眠れないんだとは言わないでほしい。一向に訪れない眠気のビックウェーブをひたすらに待ちつつけた4時間ほどがあっての、今なのだ。諦念である。諦念退眠。

 

眠れない夜は沈殿によく似ている。

瞼は重い。体も重い。頭は寝たがっている。明日つらいぞー。絶対昼ごろ馬鹿を見るぞー。何しろ自分の場合は今日沼島に渡って果てしなく遠い親戚に会うというビックイベントが待っているというのに。こんな体調でいいのかと理性が責める。寝たい。寝たいおおお。

そんなことを考える頭は冴える。今寝たらネットカフェ出るまでに何時間寝られるぞと逆算を始める。羊を数えたら割りと数えられて飽きる。一人しりとりに花が咲く。

なんだなんだ、寝られない。体に眠気が宿るほどに頭に眠気がなくなっていく。まるで沈殿。攪拌したってすぐに分離する水と油。よどみが沈殿すればするほどに上澄みは綺麗になる。飲み水生成には完璧なシステムだが、眠気に置き換えたら地獄だ。練れない夜ほど長いものはない。

考え出したのがいつだったかすらもわからない。時計見たら5時を回っていた。もういいやって書き出した。

 

沼島の皆さん、今日僕の目の下に深々としたくまができていたとしたら、それはネットカフェの暖色系の穏やかな明かりとおしゃれな音楽とカフェインにより体内で起こった眠気の沈殿のせいです。こんな屁理屈こねくり回すやつ親戚にほしくないだろうなぁ。ねられたらもっと素直に慣れるのになぁ。

もうワントライします。混ざれ眠気。