徒然雑草

踏みつけられるほどに育つ

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留守番が楽しくて仕方なかった

小学生のころの一番の楽しみが留守番だった。遅かれ早かれ必ず親が帰ってくる安心感のもと、ひとりの自由を享受できる幸せ。たまらない。

小中学生時代はずっとピアノを習っていたわけですが。

 

ピアノが弾ける男性のかっこよさに気付くまで - 徒然雑草

 

人前でピアノを練習する事って実はすごく恥ずかしい。気質的にいい格好をしたがる気質のようで、上達の課程を聴かれるよりは、知らない間にこんなに上手くなってたぜ!ってやりたい。コソ練をしたいんだな、つまりは。

そんな私に留守番は天からの恵みなのだ。コソ練し放題の上に、飽きたらゲームもやり放題で、歌い放題という、プライスレスかつ快適なマンガ喫茶状態を満喫していた。漫喫だけに。

だから母親の買い物が長引きそうなときほどぞくぞくしていたものだった。

 

実家に帰ってきている。今年のオホーツクの積雪はちょっと普通じゃない。広瀬香美が寝泊りしたら名曲わんさか沸いてくるレベルの積雪。四方八方からの雪による照り返しの中を、父は朝早く、母は朝中ごろに出掛けていった。

そう、留守番。22歳の留守番。雑務終わったら俺も出掛けるよ!って言ったものの、割と早く雑務は片付き、ひたすらに留守番を楽しんでいる。

一人暮らしのアパートにはないピアノ。誰もいない家。隣家との十分な距離。いざ鎌倉、功名が辻といわんばかりにシェリー I love youなForget-me-notから卒業した15の夜を歌う。尾崎タイム。豊かな時間なんてもんじゃない。大豊作です。

君と初めて出会った日僕は ビルの向こうの空をいつまでも探してた

君が教えてくれた花の名前は 街に埋もれそうな小さなわすれな草

全国の皆さん、何処からか大して上手くも特段下手でもない尾崎豊の歌が聞こえてきたら、そっちの方に歩いていってみてください。一番よく聞こえる場所、それが、北見です。むしろ、我が家です。