徒然雑草

踏みつけられるほどに育つ

スノーマウンテンが溶ければいいねん

全国的に夏日なようで。これからしばらくは晴れて安定した陽気が続くと各局様々な時間帯のお天気お姉さんが教えてくれた。

我がふるさと北見は30度を超えて真夏日になったらしい。相変わらず狂っている。ついさっきまでスノーマウンテンがどうしようもありまてんって嘆いてたのに、月が満ち欠けを終えない間に真夏だと言い出す。ホメオスタシスのホの字もありやしない。ホメオスタシスって何って人は高校生物の教科書を開きましょう。

北見が発狂気温を記録する中、TOKYOはなんとも素敵な陽気に包まれた。気持ちいい。風も程々に撫ぜてくれる強制お昼寝装置と化し、世の働く人間の喉元に、いや、瞼に切っ先を突きつける。


お腹空き過ぎてなんともなくなったり、眠たすぎてハイテンションになったり、どうやらマイナス方向やプラス方向に振り切れると一周してスーパープラスないしはスーパーマイナスになる習性を人間は持っているらしい。

極度の気持ちいいは、一周してもうなんでもどうでも良くなる。天気のいい休日なんかは特にそうだ。いろいろ動く気満々で、雑務こなしまくる気ムンムンの休日がものすごい勢いで晴れ渡って素敵日和になってしまうと、いろいろこなすのに最高に適しているはずなのにもうどうでも良くなって結局何もしない。気分的にはスーパープラスでも結果スーパーマイナスに成り下がる。

極端は毒だ。幸せは感覚を鈍らせるし、不幸せは勢い付いてとんでもないことをしでかす。覚めてから、極端に浮かされていた自分に気がついてへこむのだ。


凹んだ末のハイと、ハイな末の凹みはどっちがいいんですかね。わかりまてん。