徒然雑草

踏みつけられるほどに育つ

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理由がないものなんてない

就活にも理由が必要だった。当たり前のように志望理由や志望動機を聞かれる。そこで学生たちが答える。こうこうこういう理由で私は御社を志望いたしました。実際就活やってみて気が付いた志望動機とかのポイントはこんな記事に挙げているから暇だったら見てください。

 

 

ktaroootnk.hatenablog.com

 

就活は就職がゴールではなくスタートですとはよく言ったもので。終わりは始まり理論からすると至極当然なことなんだけれどね。

高校の勉強が中学の知識を基礎としているように、大学の勉強(特に理系)が高校数学やら物理の知識を基にしているように、就活の考え方も就職後の社会人としての考え方の導入になっているに違いない。

 

兎にも角にも、あらゆることに理由が必要なのだ。当たり前だけど。むしろ理由のないものなんて世の中にないのだ。

有名な話を紹介しよう。

友人がiPhoneケースを酷評されたと言っていた。見せてもらうとそれはわっけ解らない地図がプリントされたiPhoneケースだった。しかも2000円ちょっとしたと言う。何故買った。何故それを選んだ。Whyの嵐だ。興味本位で、グーグルマップでその地図を検索してみた。実在する場所なのか、どうなのか。

実在した。その意味不明マップは、アップル本社付近の地図を表しており、iPhoneの裏のアップルマークが丁度本社を表すように設計された地図だった。

震えた。意味だらけだった。

ぶっちゃけそんなことはどうでもよくて、建物が建つ場所やコンビニができる場所、電車が走る場所なんかもものすごく緻密な理由づけの下で決められている。

 

就活では、自分がどれだけあなたの企業のためになるかの理由をしゃべりたてる練習をさせられた。私にはこういう得意があって、あなたの企業でこんな風に生かして、こんな利益を望めます。役に立つよ!一緒に働かせてよ!

入社後、社会人となれば、お金を生むことが至上命題だ。お金は勝手には回らない。人が回す。人が使う。人を動かさないことにはお金は動かない。だから、人を調べなきゃいけない。自分の商売道具のことも全力で知らなければならない。就活では自分という、それまでの人生を共に歩んできた主人公について知って調べて売り込めばよかったが、今度は対象が他人になり、ものになり、場所になり、お金になる。場合によっちゃ株とか債権とか証券とかにもなる。

それらについて知らないことには考えることもできない。理由をつけることもできない。就活では自分の中に合った答えを繋ぎ合わせて考えて理由づければよかったけれど、今度は社会を学んで理由をつけなければならない。勉強するのである。考える道具を、理由になる材料を学ぶ。

ほんと、いい導入だったと思う。就活。いざ考えなきゃ、理由つけなきゃという段になって、いよいよ就活が就活の意味を成してくる。企業側もあの面倒なプロセスを踏ませるだけの理由があったわけだ。若人にそれなりに気が付いてもらうために。これが真理かは知らんが。

 

とりあえずなんだ、かんがえなきゃなぁと思った次第です。新卒採用の方々、頑張って考えましょう、日本の経済を回す歯車を構成する鉄分子の一つくらいにはなりましょう。