徒然雑草

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歯ぎしり矯正初夜 仰向けに寝る

虚空を見つめながら寝る怖さたるや。恐ろしいものがある。

歯ぎしりによる顎の痛みに悩まされ、ついに昨夜、自らの睡眠スタイルであるうつ伏せを捨てた。なにしろうつ伏せは歯ぎしりの大敵らしい。むしろ親和性が高すぎてうつ伏せが歯ぎしりを誘発すると言う。左顎と睡眠スタイルを天秤にかけたとき、睡眠スタイルがあっさり上がったため、仰向け寝に挑戦するに至った。

個人的な統計からして、うつ伏せ派は少ないように思う。仰向けないし横向きが大半を占める。彼らからするとうつ伏せは息苦しくて仕方ないらしい。

ううん、わかっていない。

うつ伏せのメリットは安心感にある。自分の表面が何かに接している安心感。枕したに手を入れたときの冷ややかさ、まくらを抱えかれる安心感。息苦しさを補って有り余るメリットがある。この20余年、メリットを享受し続けて来たのだ。

いざ、仰向けに挑戦すると、自分の目がどこを向いているかわかってしまって気持ち悪い。今まで一回も来たことのない金縛りが不意に襲って来たとして、体の前面に遮るものがなにもないのが恐ろしい。


なんだか色々考えてしまう。ここまで仰向け不適合者だとは思わなかった。

うとうとして、不意に起きた。揺れている。歯ぎしりか。自分で歯ぎしりを感じられるようになったのか。

地震だった。歯ぎしり関係なかった。


そんなこんなでなんとか朝を迎えた。その後は割としっかり眠れたようだった。しかし頬は痛んだ。顎は痛んだ。なにしろ朝を迎えた姿勢はうつ伏せだったのだ。

確かに入眠は仰向いていたのに。なぜ回る。あんなに苦しんで仰向け入眠したのに、なぜその努力を台無しにする。

好投した後に中継ぎが炎上したときの先発の気持ちがわかった気がした。なるほどこんな虚しさに襲われるのですね。やってられんな。


歯ぎしり矯正の道のりは長そうです。