徒然雑草

踏みつけられるほどに育つ

顎関節症の原因と根源的な治療法を学んだ

歯医者さんに行って来ました。

方々から脅しめいた(歯が折れる等)心配の連絡が入ったため、これはちゃんと対処せなならんと心を入れ替え、近所の歯医者さんに。

つまりは顎関節症だったわけなのですが、特にマウスピースが必要ではないとの診察を受けました。

というより、お医者さんの信条が、マウスピースなどいらんといったものだった。

どういうことなのか。

今回の通院で学んだことを紹介する。歯ぎしり発信の顎関節症悩む人々への一助になればいい。

 

まず、なぜ歯ぎしりをするのか。メカニズムについて。

 

医師によると、歯ぎしりは噛み合わせ不良によって引き起こされるという。一般に噛み合わせ不良といえば、歯並びガタガタのそれを思い浮かべるが、そうではないらしい。歯がどこでも噛み合ってしまう状態、それが噛み合わせ不良だというのだ。

一つのパターンでしか噛み合わない場合、歯ぎしりをする隙間が生じない。色々な噛み合わせができてしまうからこそ、歯ぎしりをしてしまう。柔軟すぎる噛み合わせこそが歯ぎしりの元だと。そんなニュアンスのことを仰っていた。

 

歯ぎしりは果たしてどんな悪いことを引き起こすのか。

 

歯ぎしりをして一番ダメージを受けるのは歯だ。確かに、我が愛すべき犬歯は片側だけがすり減って、とても糸切ることのできない代物と化している。

次に歯茎。歯茎も筋肉だそうで、歯ぎしりの揺さぶりや圧力に筋肉が絶えられなくなると、断裂したり、歯を支えきれなくなったりする。肉離れみたいなものらしい。とってもよく理解できる。

しかし僕の場合、歯はすり減っているものの、歯茎が健常者を越えるレベルで丈夫だったため、代表的な部分にわかりやすいダメージが出なかったらしい。シワが寄ったのが顎だったというわけだ。ハムストリングスにその屈強さがほしかった。

 

じゃあなんでマウスピースを作らなかったのか。歯ぎしりしてるとわかっているのに。痛みもでているのに。

 

 

 

歯ぎしりに対するマウスピースは、対症療法でしかないらしい。結核で咳止まらんのに咳止めシロップ飲ませているようなものとのこと。原因になに一つアプローチしていない。そこが医師は気に入らないらしい。対症療法は治療じゃないと息巻いていらっしゃった。

医師が唱える歯ぎしりの原因、噛み合わせの悪さ。ここを治療しようといわれた。

何をするか。トレーニングである。

顎に正しい噛み合わせを把握させるべく、口をまっすぐ開けてまっすぐ閉じる。顎をまっすぐしゃくって、まっすぐ戻す。

地味かつ痛みを伴うトレーニングを課された。これをもって、病原を駆逐することになるらしい。骨折した部分を筋肉で補強するように、歯ぎしりをテクニックで凌駕して行こうという気概を持たねば歯ぎしりを解決はできないようだ。

 

まとめると、

噛みあわせのパターンを固定することができたら歯ぎしりすることもないよ!そのために顎に正しい噛みあわせを覚えさせる努力をしようよ!

ということでした。

 

そういうわけで本日は、かみ合わせよくする補助程度に歯を削って帰ってまいりました。たゆまぬ努力はしていこうと思う。何しろ痛いから。切実に辛いから。