徒然雑草

踏みつけられるほどに育つ

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ガムを再び噛み始めて感じたこと

顎が良くなって、ガムを噛むようになった。噛んで噛めないことはなかったのだろうけど、大事をとって食べないようにしていた。

もともとガムが好きだ。食後、何か甘味が欲しい時や、甘味を水やお茶で流した後、何か口さみしい時にお世話になっていた。ゴリゴリ走っていた頃に、猛烈に体重にデリケートになったこともあって、食欲を抑えるのにも多々噛んでいた。

しばらくガムを離れて、改めて噛み出した時に感じた思いを綴りたい。


ずっと、ガムは食べ物だと思っていた。「ガム、食べる?」この会話を何度繰り返したことかわからない。

しかしどうだ、実際のところガムは食道を通過するために作られてはいない。何かの拍子に誤って喉の奥にホールインワンすることはあっても、狙ってバーディを取りに行くことは決してない。食べ物の定義を咀嚼し消化するものと勝手に定めさせてもらったら、ガムは食べ物とは呼べないのだ。

では、我々はガムを噛む時に何を食べているのか。

まぎれもない。唾液である。

そうなのだ。ガムはガム自体を食べているようで、実は唾液を楽しんでいるのだ。「噛む+味」という刺激に誤魔化されていた。

脳は簡単に騙されるものであることは、誰もが知るところだろう。目の盲点が普段わからないのもそうだし、最近流行りの3Dやプロジェクションマッピングもそう。生物が脳を持った頃から、騙し騙し命をつないできている。

ガムがもたらす満腹感も脳を騙した末のものだ。噛むことによって満腹中枢が刺激されるらしい。詳しくはわからないが。あのスッキリしたフレーバーも相まって、もう食事したんじゃないかくらいの錯覚を味わえる。

なぜ、なぜエクレア味のガムとかが発売されないのだろうか。シュークリームでもいい。ガムはスッキリという固定観念をかなぐり捨てたガムがあれば、世の肥満は解消されるのではないか。食事→デザート→お茶→ガムなんてまどろっこしいことしてるから太るんだ。

食事→デザート味のガム→お茶→すっきりガム

このサイクルを確立できたなら。なにしろガムのカロリーなぞたかがしれている。一包装30kcalくらいだ。一包装である。エクレアひと齧りよりも少ないカロリーで10粒楽しめるのである。なんというコスパ。いや、カロリーパフォーマンス。カロパ。唾液しか飲んでないからな。そりゃそうや。


そろそろキャラメルが座る甘味の座をガムが脅かしてもいいんじゃないの。食べ物じゃないものが、食べ物に取って代わる時が来てもいいんじゃないの。