徒然雑草

踏みつけられるほどに育つ

録音作業をやめようかと思う

これまでせっせかせっせか曲を書いて来た。どうひっくり返っても人に聴かせられない曲や、記憶の端っこにも残ってない忘れ去られた曲を入れれば、100なんて余裕で到達するであろう曲たちが、携帯の録音ファイルやらパソコンのそれに眠っている。歌詞もついているもんだから、我がパソコンのワードはもっぱら歌詞で埋め尽くされている。
アコギでポロポロやって出来た曲とメロディーを携帯に吹き込んで保存して、パソコンとにらめっこしながら歌詞書いて、そして実際にエレキギターエレキベースDTMソフトを使って録音していくわけだ。もうだいぶ手馴れたもので、サクサクと作れてしまう。半日あれば気合で一曲仕上げられてしまう。

ずっと思っていて、ここのところより顕著に感じているのが、曲の持ってるポテンシャルを自分の演奏で潰しているんじゃないかという疑惑だ。
お世辞にもいいとは言えない録音環境。お世辞にもいいとは言えない機材。うまくもないギターとベースの演奏。歌。これらでなんとか出来合いの曲を作ってきたのだが、納得がいかなくなってきた。
もどかしいのだ。大声で歌えなければ、指は自在に動きやしない。これは努力の問題か。ギターとかにかけるエフェクトも似たり寄ったりになるし、フレーズも弾ける範囲のものに限られてしまう。もっと追求したいけど、だいたいいつも妥協する。
それでも曲はできるし、YouTubeにもあげられてしまう。いとも簡単に。
正直、ガチンコで録音したらもっといい曲たちなんだろうと思っている。曲自体のよさを全然出して上げられていないって念に、とてつもなく駆られている。
もし余命半年って言われたら、あらゆるものを投げ捨てて、全財産叩いてアルバムを作ると思う。今まで書いた曲を全部完璧な状態にチューンアップして世に残してあげたい。骨よりも写真よりも何よりの生きた証になる。
5曲くらいなら、死ぬ気にならなくても作れるだろうか。どれくらいスタジオこもればいいのだろうか。借りられるのか。いくらかかるんだ。全然予想がつかない。けど、やりたい。

もう、家でしょぼしょぼ録音をするのはやめようかと思う。スタジオで、真剣に曲を録ろうと思う。学生時代、陸上を言い訳にして何もしてこなかった。後悔がある。時間自体は働き出して減った。しかしお金が定期的に入ってくる。レコーディングに少しなりとも使おうと思う。きちっとした形で曲を残したい。弾き語りでもいい。難しい演奏とかはいい。ただちゃんとした録音環境で、ちゃんとした楽器で、CDを作りたい。
何処ぞかの連休でやってやろうとおもう。

中途半端はやめます。