徒然雑草

踏みつけられるほどに育つ

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夏の終わりに寄せて

真夏が終わった。これは終わっただろう。35度オーバーを一週間叩き出し続けた太陽がついにガス欠を起こしたらしい。飛ばしすぎたね、少し休んでいいよ。

夏至について書いたとき、まだそこまで暑くなかった気がする。夏に至ったって言ったってまだ夏はこれからだって書いた気がする。徐々に日が短くなるとともに、暑さは増していった。7時になると真っ暗になる今、やっと暑さが落ち着いた。

夏至はわかりやすくていい。太陽と地球の関係で、間違いなく1番昼が長い日が決まるのだ。でも真夏のピークはわからない。これがピークでしょう。多分そうでしょう。不確かなのだ。

だから気がついたら夏が過ぎてる。セミは鳴き疲れて、ひまわりも首振り疲れる。


いい加減にしろって思うくらいの暑さすら、終わりって言われたら切なくなる。どうせまた来年も嫌ってほど暑さに茹れるのに、今年の夏の終わりは切なくなる。

春の終わりや秋の終わりとは全く違うセンチメンタルだ。

今年の夏は夏風邪にかからないでよかったなぁ。今年の夏は暑かったなぁ。なーんて過去形で語る未来がもうすぐそこまで来ている。

常春の島とかに住んでみたいけど、この夏への郷愁が味わえないなら常なんていらねーなって思う。盛者必衰と諸行無常の虜だ。


これだけ夏を恋しく思うみたいなことを書いておいて、残暑長引いたりしたらぶっちゃけほんと嫌だ。

むしろ夏を懐かしく思うことによって夏から離れようとしている気はある。思い出にしてしまいたい。美しくしてしまいたい。暑いのはもう嫌だ。嫌なんだ。

いち早く時間の濾過で素敵な夏のエッセンスだけを絞って、秋に備えたい。