徒然雑草

踏みつけられるほどに育つ

腸腸腸胃胃感じ腸腸腸腸胃胃感じ

決して腹痛などには屈しないぞと、不屈の意気込みを叫びたい。今、ナウ。
内臓というものは、普段は当たり前のように機能して空気のように振る舞うくせに、いざ不調をきたすと、「ここにいるよ確かに触れるよ」と我々が背負ったカルマの重みを体現してくれる。端的に言うと、存在を主張してくる。
今日は一日、胃の形がありありとわかった。ここからここまでが胃。はみ出しも不足もしないで大きさを当てられる。シクシクと、ズキズキと、波打つように痛みが襲う。
なにがいけなかったかなぁと反省してみる。最近はとても健康に気を使い、事あるごとにうがいと手洗いをしている。トイレのことを上品に御手洗というが、御手洗のために御手洗に入る日々である。うがいも社内にある薬用のうがいをこまめこまめに行う。喉の奥まで薬品を落とし込み、声帯を震わせる。何人たりとも、何菌たりとも、喉を通さない意気込みだ。
絶対なんて絶対ないと、どこの誰が言った言葉か知らないが、予防接種なんていうスーパーワクチンすらも完全に病を防げないのである。手洗いうがいなどたかが知れている。現にこの体たらくだ。胃がイガイガ。
何か食べたもので悪かったかなぁと思い返してみる。何しろ1人暮らし。地雷を踏んでいる気しかしない。今朝…昼前から痛み出したことを思えば、朝ごはん不意に食べる気になった納豆チーズのチーズが悪かったか。加熱処理していないチーズにやられたか。
自分の胃腸には自信を持っていた。生まれてこのかた、ヨーグルトを食べなかった日は数えるほどしかない。乳酸菌の英才教育を受け、自立してからもカゼイ菌とシロタ株を摂取し続けたこの胃は、そんじょそこらのウイルスで音を上げる代物じゃないと確信していた。
そんなこともないみたいだ。ズキズキする痛みであれば、一度排出することでなんとでもなるが、このシクシクは曲者だろう。長く細く時に強くダメージを与えてくる。胃薬で治るのだろうか。余計なものを摂取しないほうがいいのだろうか。バイオの力を誰よりも信じていた僕が、ちょっと痛んだくらいで薬を求めてしまっている。情けない。

おとなしく、薬局に寄って帰ることとする。なんか書いてるうちに藁にもすがりたくなってきた。あぁ、腸の方まで痛みが降りてきている。
今なら言える、僕の胃と腸はこんな形です。