徒然雑草

踏みつけられるほどに育つ

会社を早退しました~腹痛発熱パラダイス~

全てはこの胃と腸のせい。

昨日、会社を早退した。何しろ仕事にならない。腹痛はこれほどまでに人間のまともな思考と行動を奪っていくのか。書類を読むにも同じ行の反復横跳びになり、プリントするにも同じページを三枚四枚と刷る。にじみ出る脂汗。悪寒。

こりゃあダメだ。僕もう駄目です、もう、ほんとダメです。上司に進言し、家路。

子供の頃から、皆勤賞なんてとったことはなかった。何処かで必ず風邪をひく子だった。しかし、学校でどうしようもない体調不良に襲われたこともなかったように思う。休む時は、朝からガッツリ休んでいた。つまり昨日、記憶にある限り、人生初の早退をかましたわけだ。

少年の頃の病欠には、何とも言えない背徳感があり、小康状態時にゲームなんかやってみると、誰よりも得をしている気がしてワクワクしたものだった。

社会人になっての早退。

まず、病院に駆け込む。この胃痛腹痛の原因を教えてくださいと。そして処方をしてくださいと。保険は効くが、当たり前のごとく財布からお金はお陀仏していく。早退でそもそも給与が引かれるというのに。熱を測って、38,2℃あることがわかる。そりゃあ具合悪いよね!ハハハ…先生と笑う。どうやらここ何週間か流行っている胃腸の風邪ではないかとのこと。お腹の下し具合と胃袋の張り具合からしてそうだろうと。にしても君、こんな胃袋張っててよく吐かないねー!と嘔吐耐性にお墨を付けてもらった。

とりあえず薬をもらい、消化のよさそうなものを買いあさり帰宅。

確かに腹痛はあるし、熱もあるのだけれど、9月に罹った風邪と比べたら気持ちも元気だった。すりリンゴとすりバナナを牛乳で煮込んだスープを作る元気さえあった。めっちゃ不味かった。これは明日には元気に違いない!そんなことを考えていた。

誤算が夜だった。

突然腸がウルトラCの活躍を見せる。汚いが端的に言おう、下痢が止まらない。トイレに足繁く通わねば大惨事となってしまうようなコンディション。夜中、一人でうずくまる便所。波が過ぎ去ったかと思い、立ち上がったら腸が刺激されて今一度便座に着席。不毛なスクワットを何度も繰り返す。深夜何時だろうか。何度となく繰り返す。

寝たんだか寝ていないんだかわからない夜を越え、朝方平穏を取り戻した。あぁ、辛かった。

水分だけは、水分だけはと、スポーツドリンクのお湯割りなんて通な飲み物を夜が深まる前に大量生産していたのがせめてもの救いだった。脱水でぶっ倒れることはなかった。

もう少しだけ冷静さと平穏を取り戻したら、改めてこの体調不良を振り返りたいと思う。さて、久々にスクワットしてくる