徒然雑草

踏みつけられるほどに育つ

盗難自転車を奪還した

 

ktaroootnk.hatenablog.com

 

それからやや十日。自転車が我が家に戻ってきた。

 

北海道にしばらくいて、様子を伺えなかったここ最近。東京に帰還しても、愛車は見ず知らずのマンションの駐輪場でハチ公のごとく待っていた。

先日の記事を受けて、ごくごく身内の方々から反響があった。異口同音の注意喚起が、「早く警察に届け出ろよ」であった。うむ。普通に考えたらそうだ。相違ない。

一先ず最寄の警察署に電話をした。本当は十日のタイムラグがあるのだが、たった今、たった今盗まれて届け出ようとしたら二軒隣のマンションに自転車があったと伝えた。この自転車への熱意を見よと凄まんばかり。電話先は近所の交番に代わり、お巡りさんが駆けつけてくれると言ってくれた。なんて心強い。これから犯人探しの展開が来るのだろうか。自らに過失のないと確信できるときの警察官の心強さったらない。

防犯登録の番号を確認し、身分証を確認。はい、じゃあ、自転車持って帰っていいですよー。お巡りさんはあっさりもあっさり帰ってしまった。残されたのは、防犯登録の確認をした以外はなにも進歩のない一人と一台。しかも一台の方は鍵がしまっており、その鍵も誰かに盗まれてしまっているときたもんだ。一大事。

僕は自転車を担いでたった二軒隣の我がマンションまで歩いた。近くてよかった。お巡りさんは近くじゃなかったらどうする気だったのだろう。それでも持って帰っていいですよー。って爽やかでもなんでもない仏頂面を振り撒いて戻ってしまうのだろうか。公僕、それでよいのか。

戦いは続いた。鍵をこじ開けなければ、自転車は文字通りの能無しになってしまう。なんとかせねば。鍵のタイプは蹄のような鍵が後輪にくっついているもの。おそらくは最も簡易的な代物だろう。どうとでも壊せそうだ。試しに鍵穴にドライバーを突っ込んでギーコーギーコー揺すってみた。鍵はあまりに簡単に開いた。今まで鍵だと思って付けていたものは、ほぼ飾りだった。裏通りに自転車停めて、そこにたまたまドライバーを持っていて且つ酷く歩くのがけったいな人が通りがかったりなんかしたら盗まれ放題だったに違いない。世の窃盗は割とそんな偶然が重なって生まれているんだろうな。きっとそうだ。

新しい鍵も買い、めでたく僕の赤兎馬は現役復帰を果たした。千里をも駆けてやろう。

 

 

グダグダ書きましたが、つまるところ、今回の教訓は

・防犯登録番号がきちっと確認できてさえいれば、基本的に何をしても問題はない。(怪しまれるが、自信を持って僕のです!と主張できる)

・よって防犯登録には入っておくべきだ(主張の根拠は大事)

・ママチャリ備え付けの蹄型の鍵は非常に脆い

・ちょっとした盗難に関してはお巡りさんのテンションは上がらない

以上三点です。

今後の肥やしになればと思う次第でございました。