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徒然雑草

踏みつけられるほどに育つ

くしゃみの仕方をカテゴライズする 〜あなたのくしゃみはどのタイプ?〜

時と場所を選ばず、奴はやって来る。

春が一歩また一歩近付く季節。木々がやれ繁殖、やれ生殖とポイズンパウダーを撒き散らしている。うっかり吸い込んじゃったお茶目さんたちは、挙って鼻から濁流を流し、目からは美しさとは程遠い雫を零す。伴って、くしゃみのアンサンブルがどこからともなく始まる。

綺麗な話ではないが、口腔から流れるミュージックの類はある程度限られている。

咳・しゃっくり・げっぷ・くしゃみ

上記の4種類が、口腔音楽界の四天王であり、四神だ。考えてみると、咳やしゃっくり、げっぷに関しては個人差がほぼない。奏でる音に大差がない。

しかしどうだ。くしゃみのバリエーションと言ったら。声を出す人、堪える人、このやろー!ちくしょー!が伴う人。様々である。

そこで、世に蔓延るくしゃみの仕方を

  • くしゃみ本編
  • くしゃみアフター

に分けて考えてみようと思う。あなたのくしゃみはどのタイプに当たるか。

 

  • くしゃみ本編

くしゃみ本編はわかりやすい。大きく分けて音あり・音無しの2種類、しかしよく見ると3種類のくしゃみが存在する。

1 音あり(はっくしょん・へっくしゅん)

最もスタンダードなくしゃみ。

突発的にはっくしょんが飛び出すこともあれば、全盛期の野茂かと思われるほどに「は…は…は…」とくしゃみへ向けたトルネードを巻き込み続けた先のはっくしょんを披露することもある。

しかし、概してしっかり口ははっくしょんと動き、音もそう鳴る。

2 音あり(破裂音のみ)

バルン!とか。ブルン!とか。実に短い発声時間でくしゃみの衝撃を表しているタイプ。音があると言えど、どちらかといえば堪えているような感覚を人に与えるため、1のタイプよりは3のタイプに親和性が高い。

3 音なし

1とほぼ同程度見られるくしゃみ。とにかく堪える。公衆の面前だからなのか、一人の時もそうなのか、推し量ることはできないが堪える。1のようなオープンハクショニスト達には、そんなくしゃみをしても気持ちよくないでしょ…って理解を得られないことが多い。ガタイのいい人がこういうくしゃみしていると非常に愛らしい。

 

  • くしゃみアフター

くしゃみをした直後、どんなリアクションを取るか。これもいくつかにタイプが分かれる。

 A  ノーリアクション

くしゃみのみで賑やかして、その後は何もなかったかのようにシラフに戻る。くしゃみが切り裂いた空気を恥じらうかのようなあの独特の間が愛おしい。


B  言葉を発する(意味のある)

「ちくしょー・このやろー」がメインストリーム。汚らしい言葉が続くことが多い。「はっくしょん」という枕詞があったなら受けの言葉は「この野郎」になるに違いない。また、くしゃみー!っていう人もいる。咳をした後に、咳ー!っていう人がまずいないように、この、くしゃみー!はくしゃみ特有の反応である。


C  言葉を発する(えーぃ。ぅあー。)

意味はない言葉だ。うめき声にも近い。この反応をする人は非常に多い。鼻水を伴ったくしゃみだと、鼻を啜りがてらの発音。


D  スクラッチ音

度々見受けられる。キュイッとか、キャッとか、DJプレイさながらのスクラッチ音を奏でるタイプ。恐らく強く息を吐いた後、息を吸い込む時にあの音がなるものと思われる。真相は伺わないとわからない。



以上、くしゃみ本編とアフターに分けた。恐らく、大半の人のくしゃみタイプが、1-Bのような分類で表すことができると思われる。

反射という、ごくごく原始的な生体反応だからこそ、その人となりがよく現れるくしゃみ。どんなに飾れど、粋がれど、覆い隠せない人間味がそこに滲み出す。

くしゃみのタイプと性格傾向とかを統計にかけたらなんか出るんじゃないかなって思う。心理学科に通う見聞の広い学生よ、どうかこの意志を継いでくれ。