徒然雑草

踏みつけられるほどに育つ

CL無冠男イレブンを眺めて

こんな記事がヤフーに出ていた。

headlines.yahoo.co.jp

 

ブッフォンカンナバーロも、みんな優勝していない!って記事だ。優勝していない連中の内の最強を集めようと。なんと不毛な企画だろう。こんな記事書いてお金をもらえるのか、どこぞのヤフー記者よ。

しかしサッカー好きな人としては見てやろうと思うわけだ。どんな連中がCL優勝していないんだ。

もうね、一目でわかる。一目。ユベントス関係の人の多さ。ブッフォンザンブロッタテュラムネドベドビエラネドベド。あの縦縞のユニフォーム姿がいの一番に浮かぶ彼らが、もれなく選出されている。ザンブロッタに関してはよく選ばれたなと思う。なんならイブラヒモビッチでさえもユーベだ。インテルバルサ、PSGと渡り歩いてはいるものの、彼のルーツはユーベにある。つまり、キャリアの絶頂をユーベで過ごした人間は、ほとんどCLには縁のない人生を送っている。なにしろカルチョスキャンダルを挟んだここ十年くらいでも、記憶にあるだけでユーベは三回決勝に進み、三度とも敗れているのだ。そういえばミランとのセリエ頂上決戦なんてのもあったっけなぁ。今は昔。

どうやったって勝負弱いチームなのだろう。先日引退発表したジェラードにまつわってリバプールについて書いたこともあった。

 

ktaroootnk.hatenablog.com

 

リバプールは勝負強さのみで生きている。昨日一昨日のドルトムントとのELもあほみたいな試合展開でドルから勝利を掻っ攫っていた。ベニテスでもクロップでも関係ない、あのクラブにはそもそもの勝負強さが備わっているとしか思えない。対してユーベ。コンテでもアンチェロッティでもカペッロでも、どうしようもない勝負弱さを備えてしまっている。リーグ戦のようなじわじわバトルには強いものの、ノックアウトラウンドにめっぽう弱い。

でも度々決勝に顔を出すんだから地力はあるんだろうなぁ。もう一歩あと一歩届かないユーベが愛おしくもあり、もどかしくもある。今シーズンもセリエではブイブイしながらCLではベスト16で姿を消した。ディバラ、モラタ、ポグバがいながらのベスト16は満足とは言えないのでしょうよ。

がんばれユーベ。無冠男うんぬんよりも、無冠のトリノ市民を喜ばせるべく。