徒然雑草

踏みつけられるほどに育つ

イギリスのEU離脱につき、世界史を学ぶことを改めて決意

イギリスがEUを抜けそうらしい。これに関して世界中が注視しているのだが、日本は日本で雨がたくさん降って広島とか長崎とか熊本で大変なことになっている上に、池で人間のバラバラ死体が見つかっちゃったもんだからそれどころの騒ぎじゃなくなっているようだ。

しかし、イギリスのEU離脱はそれどころの騒ぎじゃないどころの騒ぎじゃないだろう。なにしろ世界を牛耳る英語発祥の地がヨーロッパという括りを抜け出そうとしているのである。経済にしろ、通貨にしろ、あらゆる面のメリットをかなぐり捨てて、移民が入って国内の社会保障云々がぶっ壊れるのを死守しようとしている人々。また、継続路線でぬるっと移民を受け入れていこうとする人々。国や世界の状況を大きく左右する大多数決大会をいま遙か時と海の向こうで行っている。


「世界史と日本史〜」シリーズであまりにも背景を知らなさすぎて書けなくて情けなくてどうしようもなくて、くてくてくて、世界史を学ぼうと決意した矢先、こういう歴史に残るに違いない大イベントが起こったわけで。あらましを調べてはみたものの、結局、世界が繋がっているように歴史は繋がっており、それ相応の遡りを見せないと納得する概要すらもつかめないことがわかった。

つまりだ、やはり歴史を学ばねばならないのだ。我々は。私は。

「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」とは、かの大宰相ビスマルクの言葉であるが、全くその通りなのであろう。転ばぬ先の杖を歴史で精製できれば、僕らは途轍もなく賢くなれる。先見の明を灯せる。前年度の資料や、昨年対比を見ない商売は博打でしかないことをこの一年ちょっとで学んだ。自分の身に切なことであれば道理がわかるのに、世界情勢となると考えが及ばなくなる。過去を知らねば今も未来も見えないのだ。


と、いうわけで、本気で世界の歴史を学ぼうと思う。僕が少しなりとも詳しさを手に入れている頃、EUにイギリスはいるのだろうか。アメリカの大統領は誰なのだろうか。連綿と続く歴史の流れから、その答えを吟味できるようになりたい。

世界史で学べ! 地政学

世界史で学べ! 地政学

読みやすそうなので、これから勉強を始めます。掘り下げ君になるのはしばらく後で。