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徒然雑草

踏みつけられるほどに育つ

アレルギーによる全身蕁麻疹のために救急外来受診の昨夜

昨夜23時半。最寄り駅からの帰り道。僕は何事もなく家路を闊歩していた。飲んだ後の帰り道に買い食いをしないよう心に決め、一所懸命になりふり構わず家路を急いだ。10分ほどで家に着き、シャワーを気持ち入念に浴びて寝床へ着いた。飲んだからだろうからなんとなく体がマダラ模様だ。結構もいい感じがする。体洗うときにこすりすぎたか。たまにはポカポカで寝るのも悪くないな。僕は眠りについた。

不意に起きた。寝足りないのは明白な起き心地であった。時計を見る。3時半。トイレに行きたかったのか…トイレへ向かう足取りに違和感を感じた。足の裏が痒い。足の裏のかゆみは波のごとく皮膚上を伝わり、全身を駆け巡った。全身が痒い。おかしい。電気をつけた。明るさに慣れると同時に事の重大さに気がついた。四肢が赤くミミズ腫れになっていた。お腹を確認したが、ミミズ腫れは確認できなかった。四肢の蕁麻疹である。手足が腫れ、皮膚の外にもう一枚ベールがかかっているかのような熱に包まれていた。酒の飲み過ぎか。いや、今日は大して飲んでいない。文明の利器・スマホを使って蕁麻疹のなんたるかを調査する。

アナフィラキシー

アレルギー

見慣れた単語が並んだ。なるほどアレルギー反応か。アレルギーはわかるが、アナフィラキシーへの知識が足りない。調べた。調べた。調べれば調べるほど僕は恐怖に慄いた。確かに、この四肢のミミズ腫れが喉や鼻に転移したら、確実に気道がやられる。呼吸困難になる。死ぬぞ、死ぬぞ、死ぬぞ。

しかしこんな時間から病院に行くのはどうか。病院はやっているのか。開院していたとしても遠いのではないのか。1日様子を見るか。どうしよう。逡巡に逡巡を重ね、どうせこの後寝られないだろうから病院に行ってみるという結論に達した。かゆみと不安が襲いかかる最悪の睡眠環境で、安眠できるはずがない。だったらしっかり行動してしまって、不安を除いた方が賢いに決まっている。家から近い病院をしらみつぶしに当たることにした。寝ぼけた声が出たら切った。皮膚科ないんですよねー。切った。三軒目、まともに取り合ってくれそうな病院を見つけた。自転車ですぐのところの病院だった。

かゆみを止めてほしい。不安を取り除いてほしい。死ぬことはないでしょうか。大丈夫ですか。すがる思いでドアを開けた。

院内は薄暗く、患者であろう女性が1人うずくまっていた。僕はまずトリアージと呼ばれているらしい簡単な調査を受けた。昨日食べた生物を列挙した。そしてテレビを見上げながら順番を待った。うずくまっている女性がずーっとうめき声をあげている。彼女は重症なのだろうか。辛そうだ。あんな思いはしたくないなぁ。ぼんやり半目でかゆさを受け止めていたら、看護師さんがやってきて、酸素量だか何だかを測った。そして順番ぶっ飛ばして診察室へ誘われた。

医者は飄々としていた。

何が原因なのかはわからない。しかしおそらくアレルギー反応である。アレルギー反応を抑える薬を点滴する。昨日の夜食べたものはしばらく食べるな。酒は飲むな。

箇条書きを読み上げるがごとく喋り、点滴をぶち込んで去っていった。

点滴の力はすごい。引き潮のごとく腫れが引く。かゆみとピリピリ感と赤みは残るものの、人様の前に立てるような腫れ方にはなった。画して、僕の軌道は確保され、睡眠時間は逃げて行ったのだった。


一体何に当たったのだろう。何が僕を苦しめ、もしかするとこの先犬猿の仲としてやっていかねばならないのだろう。寝る前、飲みの席で食べた心当たりのものとしては、鯵・タコぶつ・なめろう・あとは酒である。その他、唐揚げやコロッケは何の原因でもなかろう。もしかするとこの中のいくつかが一生お目にかかることのない食材になる可能性だってある。鯵を、光り物を食べない人生なんて嫌だ。タコを、イカを毛嫌いして生きることなんてできない。辛い。


近日中、皮膚科に行き、蕁麻疹の根治と、アレルギー物質の検査を行おうと思う。果たしてジョーカーは何だったのだろう。

乞うご期待。


まだ痒い。