徒然雑草

踏みつけられるほどに育つ

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口腔障害

清潔がステイタスな僕らの日々である。綺麗な肌、綺麗な頭皮、綺麗な髪、綺麗な爪。他人の清潔を気にし、自らの清潔を気にする。人のふり見て我がふり直せに則り、あなたと私で清潔の合わせ鏡をする。清潔感があるだけで人として数ランクジャンプアップできてしまったりもする。本当に清潔でなくても、清潔な感じだけでいいのだ。清潔のインパクトの大きさがよくわかる。

肌のベタつきも嫌だし、髪のゴワゴワも嫌だ。不潔は相当に生活の質を下げるようであるが、何を隠そう僕は今歯がザラザラしている。

一度歯磨きタイミングを逃した時の口内不快感は言い得ない。歯の表面をなぞれど、裏面をなぞれど、食べ残しが時間経過とともに生んだささくれが立ち、気持ち悪さが押し寄せる。いっそ指で爪でこそげ落としてやりたいとも思うが、その方が非衛生的だと思いとどまる。

画して、歯ブラシ携帯マンの誕生である。食後に歯ブラシ。すかさず歯ブラシ。自らが気持ちのいい環境を作るため、時間と鞄のスペースを割いて歯ブラシ。

だが、この間何かのテレビ番組で、鞄の中の持ち物で何が1番汚いかってランキングをつけていた。ダントツの一位が携帯歯ブラシであった。

僕たちはどうすればいいというのか。歯を綺麗にしたくて歯ブラシを買い、そいつが1番衛生上良くないバイキンマンだと言う。バイキンマンを口に突っ込んで、ゴシゴシなんかしたら、はひふへほー待った無しである。胃腸にアンパンチ。

確かに生乾きのまま放置され続ける歯ブラシだ。菌も繁殖しよう。菌が嫌ならうがいだけ歯磨きで満足しろってことなのか。クリニカでガムしろってことなのか。うがいなんかで歯のザラザラは取れない。うがいでジェット水流が生み出せる驚異の口腔筋力を持っていないと不可能だ。例によってそんなパワー持ち合わせていない。

八方塞りの口腔事情に一石を投ずる口腔アイテムと出会える未来をザラザラしながら待っている。舌磨きよりも無菌磨きを求む。