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徒然雑草

踏みつけられるほどに育つ

ベターっと開脚ができたほうがベターという風潮

ベターっと開脚ストレッチが今流行っているらしい。体作り系インストラクターが出した開脚の指南書が100万部も売れたという。少なくとも100万人はベターっと開脚したいと思っているのだから日本国民の趣向はよくわからない。開脚したい国民性とはなんぞやと。

当方、生まれながらにして体は柔らかく、高校の頃から所謂ベターっと開脚ができるようになった。一生懸命陸上やって、ハードル飛び越えていたのが吉と出たのかどうなのかはわからないのだが、人生の途中からベターっと開脚のアビリティを持った。

全くもって、100万部売れた本の内容を見てはいないのだが、ベターっと開脚にこぞって走らせる何かがあるのだろうか。大健康効果か実証されたとかいう、願ったり叶ったりな新情報が発見されたのだろうか。ベターっと開脚者からすると、これができることによる圧倒的効能は全く感じられていない。一発芸でY字開脚とかして、ちょっとウケるくらいである。普通に疲れるし、普通に肉離れもしていた。

まぁ確かに、できないよりはできたほうがいいだろう。しかしそれだったらペン回しだってできないよりできたほうがいいし、あやとりだってできないよりできたほうがいい。世の中のあらかたはできないよりできたほうがいいものだ。

ではなんで、こんなにも開脚がピックアップされているのだ。開脚者としては困惑を禁じえない。というか、商機を逃した気さえしている。脚を180度開けるようになり、身体をベターっとつけられるようになる指南書を書いただけで100万部。僕でも書けたのではないだろうか。悔しい。国民みんながここまで開脚を望んでいたなんて知らなかった。

調べるのも悔しいし本を手に取るのも悔しいから、恐らく僕はこの先ずっと開脚ができるようになる方法とその効能を知らずに生きることとなると思う。だって出来てるし!別にいいし!


想像の通り、開脚しながらしたためた文でありました。