徒然雑草

踏みつけられるほどに育つ

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「今やらないと面倒なことはすぐやる力」の先にある哲学

眠気、怠惰、疲れ。これらは時として僕らの体と心に重くのしかかり、全く身動きを取れなくさせる。落ちる瞼は万有引力の権化として視界を遮り、萎えた足は錨として僕をソファに布団に縛り付ける。だが髪の毛にはワックス。頭皮には皮脂。肌は日中の汗と汚れでべたつき、顔は脂にまみれ、何歩刻んだかわからない足は疲労物質が溜まり、つま先は臭い。空腹に負けて食べたよくわからない料理はテーブルに出しっぱなし、日中の弁当は流しにたまっている。帰宅直後の僕は多重債務を抱えながらも全く返済能力を持たないクズと化す。

そこで必要になってくるのが、「今やらないと面倒なことはすぐやる力」である。「後回ししない力」「克己心」とも言い換えられるかもしれない。

この力が強い人間は、多分何をやらせても強い。面倒くささを回避するために面倒くさいに立ち向かうヒーローだ。今寝てもどうせ明日の朝には片づけなければいけないなら、今片づけてしまって明日の朝の時間に余裕を持たせてあげる。疲労と怠惰に鞭を打ち、鋼の意思で家事諸々面倒事に立ち向かう英雄。仕事にもそのまま生きる力だろう。だから何をやらせても強い。ある種の段取り力でもあるかもしれない。買ってきた瞬間の肉をすぐさま切って小分けにして冷凍したりするのも、その時点では全く持って面倒くさい所作だが、近い将来回答した際にはこの上なくスムーズに料理に取り掛かれる。孫正義がアームを買収したのもこういった経緯だろう。未来を見据えての投資。鶏肉を切ってから冷凍するのとなんら変わらない。

面倒くさいに勝つ精神の先に、努力もあり、先見の明もある。今何をすると将来の自分は得をするのか。現時点の幸せを作ったのは過去の自分であり、未来の自分の幸せを作るのは現時点の自分なのだ。

 

これ、今フライパンとジャーを洗ってなんとなく考えたことを書いたんだけれど、ものすごく熱い気持ちが滾ってきた。気合入れて明日からも頑張る。