徒然雑草

踏みつけられるほどに育つ

同類項と気合い

今日は隅田川の花火大会があったようで、浴衣姿の方が散見されました。雨模様でも無事に決行されたのでしょうか。詳しくは知りません。神のみぞ知る。現場のみぞ知る。

さて、大学の同期と会った。福岡に転勤になった友人が上京してくると言うので同じゼミで親睦を深めた連中と集まった次第。それは毛の一本も生えない話をかき回して終わった。なるほど、山崎豊子もこの飲み会をして不毛地帯を書ききったか。勉強になります。

しがない学校の文学部に含まれる心理学科にて机を並べた連中数人。各々の道に進み、各々の酸いと甘いを少しずつ味わって改めて合間見えると、なんだかんだ言ってお互いの感性が近くて面白い。ぼやっとした話をぼやっと全員でかき回していけるのはとっても貴重な空間だった。話しがひと段落した時にはどこから話し始めたんだかわからなくなるようなごちゃごちゃ。今日の日経でも雄弁に語っていた孫正義が「朝起きた時は今自分がどこの国にいるのか確認してしまう」と言っていた。同じようなことです。

高校、大学、社会と、さも自分たちで選んだかのように選びとって来た人生ではあるが、学校であり会社に選ばれてきていたのだろう。本当に似たような人間が集まっている。少しずつど真ん中を外しながら同じストライクゾーンにいる人間たちが集まって生きている。それが学校の色であり、社風になっていくのだろう。

とかく同年代と関わることの少なくなりがちな社会。改めて自分がどう言った価値観を持っていて、どう言った話に興味と関心を持つのかを改めて咀嚼するのには十分すぎる一日だった。

それはそれとして、なぎ倒さねばならない連中がたくさんいるのでちょっと目瞑ったら気合い入れていく所存。以上。