徒然雑草

踏みつけられるほどに育つ

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ながらリステリンの恐怖

歯磨き粉党に離党届を出し、リステリン党に入党してから久しい。液体歯磨きはびっくりするくらい口腔内をリフレッシュさせてくれ、ブラッシングも組み合わせると無限の可能性が拓けていく。兎にも角にもスッキリする。

リステリンの優秀なところは、口の中全体に歯磨き成分が行き渡るだけでなく手を塞がない点にもある。歯磨き粉と歯ブラシだとどうしても手を塞いでしまうが、リステリンは口に含んでグジュグジュしてるだけでいい。すると出来ることが広がる。最近はリステリン時間を洗い物に費やしていた。食後のリステリンと食器の片付けのリレーションは抜群で、無駄のない家事を実現させていた。

そこで止めておけばよかった。

子供のいじめで被害者が何食わぬ顔でいると面白がって段々エスカレートしていくように、リステリン家事も快適だからってエスカレートしていった。水回りを飛び出し、僕は部屋で洗濯物を取り込み、畳むようになったのだった。

前の休日、珍しくサンサンの太陽の元乾いた洗濯物を絶妙なタイミングで取り込み、ふかふかのタオルをパタパタ畳んでいた。昼飯後、コーヒーを飲み終わって、リステリンを含みながら。グジュグジュしながらバスタオル。グジュグジュしながらTシャツ。グジュグジュしながらフェイスタオルを畳んでいるときに何故か不意にリステリンを飲み込もうとしてしまった。そこからは思考の入り込む余地はない。誤嚥である。ばぁぁぁぁって吐き出したリステリンはふかふかのタオルを直撃。リステリンの刺激で人生史上有数の咽せ方をしたせいで、涎とも唾ともつかない情けない体液が口から滴ってきた。涙と鼻水もつられて発射され、僕の顔は水浸しになった。迷わずフェイスタオルで拭いた。ふかふかのフェイスタオルは気持ちよくて、やっぱり日光って素敵だなぁって思った。そんな真夏のある日。

つまり、リステリンを居間でグジュグジュしないほうがいいよって話。