今日も性懲りもなくボウリングに本日も行ってきた with 両親。
親孝行、親孝行と呟きながら、「地元に友達居ないの?」って聞かれたら答えに窮する。いや、これは、家族の絆。なにしろ、半年に一回の帰省なのだ。親と居られるときは一緒にいた方がいいに決まっている。そこにボウリングが介在しているのであれば、やる。それだけのことだ。
さて前回、ボウリングをコントロールすることを覚えた。
投げて投げっぱなしのボウリングではなく、狙いを定めて投げ、結果と目標とのギャップを埋めるためのボウリング。どういった動きをすれば思い通りの球を投げられるのか。まっすぐの投球ができないのはなぜなのか。試行錯誤。トライ&エラー。積み重ねた分だけ強くなる。
前回の筋肉痛を引きずりつつやってきた二回戦。
結論から言おう。大きく自己ベストを更新した。193点だ。
見てくれ。見てくれ、このスコアを。
一週間前には100をうろうろしていた人間が出したのである。まぐれと言われればそれまでなのだが、自分としてはきちんと投球をコントロールしたうえで出した実感がある。193は出来過ぎだとしても、150はある程度コンスタントに出せるのではなかろうか。
何が僕の成長を助けたか。
それは、ほんの少しの意識改革である。
ド素人が短期間で上達していくための一つの軌跡を書く。参考とかにはしなくていい。自己満足だから。
僕の現状
- 大体100点から120点くらいの点数をうろうろしている。
- ストレートボールしか投げられない。
- ボールがまっすぐ行かない
こんな感じだった。
球はまっすぐ行くんだけど、まっすぐ逸れていく。ヘッドピンにボールが当たらないからスコアが伸びない。たまにまぐれのストライクやスペアが挟まってくるが、大して続かず、結果、100点付近に着地。面白くないボウリングであった。
意識改革
変に曲げようとしない
ボウリングにおいて、カーブボールは必須事項のようなところがある。
なぜか。
ストライクを取る鉄則として言われているのが、ヘッドピンとその右後ろのピンの間にボールを当てること。そのためにはストレートで当てるよりも右からカーブさせた方が当たりやすい。だから上手い人諸君はほぼほぼカーブさせている。
でも、忘れないでほしい。僕らは素人だ。
理論上はカーブした方がストライクが取れるかもしれない。でも現状の武器はストレートボールしかない。考え得る選択肢は、ストレートボールでごり押していくか、カーブボールを習得するかになる。もし、時間とお金が十分にあって、ボウリングに真剣に取り組む土壌があるのであれば、カーブボールに手を出した方が効率がいいだろう。でも、今回は「二週間先に控えている会社のボウリング大会までに少しでも形にしておきたい」といった事情がある。大きな投資は出来ない。
つまり選ぶべき選択肢は必然的に「ストレートボールでゴリ押す」になる。
パーフェクトを狙うにはカーブが必須かもしれない。でも、180ちょいちょいであればストレートで十分だ。
腕をまっすぐ下げて、まっすぐ押し出す
ストレートボールと心中することに決めた人が、ストライクを取るにはどうすればいいか。
ストライクの法則と照らし合わせてみると、
「ヘッドピンとその右後ろのピンの間にまっすぐ投げ込む」
となることが分かるだろう。
カーブだとピン間を抉っていけるが、ストレートだと、まっすぐヘッドピンと右のピンとの隙間を狙っていくしかない。
すると必要となってくるのが、コントロールである。
100点付近をうろうろしている僕の現状にある通り、ストレートボールが逸れると多くの場合ガーターにまっしぐら又は端っこのピンをかすめ取るかで終わる。そんなんじゃスコアが伸びるはずがない。
ストレートボールを逸らさずに投げるために大切なのが、腕をまっすぐ下げて、まっすぐ押し出すこと。ボールを投げる必要はない。押し出すのである。
ボールがなぜブレるか。逸れるか。それは、ボールを手放す瞬間に腕が目標から逸れているため。
目標地点に向けて、腕をまっすぐ下げて、まっすぐ出す。
その際、ボールは投げない。押し出す。投げようとするから、最後の最後で腕がブレる。そっと押し出してあげるようにボールを離すと、腕の向いている方に必ずボールはいく。あとは、腕がどれだけ狙いの方に向いているかである。
だから、腕をまっすぐ下げて、まっすぐ出すことに腐心する。
手前のマークを狙う
ここまでで武器がそろった。「ストレートボール」と「まっすぐ投げる術」。二つを駆使して、ストライクを、好スコアに向かっていく。
しかしここにもうひとつ重要な要素がある。
狙いだ。
ストレートボールをまっすぐ投げられたとしても、狙いが定められなければ、やっぱりちんぷんかんぷんな方向にボールが飛んでいく。
先述の通り、ピンが十本並んでいる時には、ヘッドピンと右のピンの間を狙う。では愚直に遠くのピンへ狙いを定めていくべきかと言えば、違う。手前にもっとわかりやすいマークがある。
レーンの中腹に並んだ、7つの三角形のマーク。スパットというらしい。
頂点と一つ右のスパットの間。これが、ヘッドピンと右のピンの間に直結している。
考えてみて欲しい。まっさらな状態から数学を学ぼうとしたとき、いきなり超ひも理論みたいなトンデモ領域から学ぼうとするだろうか。恐らく、まったく理解できないはずである。四則演算から始め、代数、関数、微積とステップを踏んでいくはずだ。
何が言いたいか。
遠い目標を狙うのではなく、近くのスパットを狙いましょう。
いくつかピンか残った際も、スパットとピンを結んだ直線状を狙えば、あらかたのボールはピンに向かってまっしぐらである。
集中
以上三点をしっかり踏まえたうえで、集中。
最初は気が散る。腕の動きを気にしながらスパットに狙いを定めるって、とっても難しい。二つの行為を同時に行っているのである。歌いながら踊ったり、ピアノで右手と左手を別々に動かすのと同程度の難易度だと考えていい。
だから、集中するのだ。
集中とは、「絶対倒す…」と頑なな思いを反芻することではない。動き一つ一つに神経を行きわたらせることである。精神論で技術は上がりません。
確実な動きを確実に行えば、おのずと結果はついてくる。そのための、集中だ。
まとめ
ストレートボールで、まっすぐ腕を下げてまっすぐ球を押し出すことに細心の注意をはらい、任意のスパットとピンとのライン上をボールが辿るようにスパットに狙いを定める。という動きを完璧に行うために集中する。
さすれば200点も近い。
これだけ書いて、これだけボウリングを知ったふりして、ボウリング大会で使い物にならなかったら本当に嫌だ。悲しい。でも、そんなフラグが立っている気がしてならない。
集中して臨む。練習ももうちょっとしたい。