徒然雑草

踏みつけられるほどに育つ

道民にとっての都道府県

平壌五輪が閉会した。北海道は北見に生まれ育った人間にとって今回のオリンピックによる影響は非常に大きい。カーリングが大躍進を遂げたことで、日に10回じゃ効かないくらいに「そだねー」についてのコメントを求められ、赤いサイロを買ってきてとの依頼を受ける。計り知れない効果がある。彼女らはすごいことをしてくれた。

それはそうとして、こんな見出しをよくみる。

「23府県で待機児童減少」

「18都府県で新条例導入予定」

まぁ中身はなんでもいい。ポイントは「〇〇都道府県」という表記である。

仮に僕がどこぞの県出身だったら、「23府県」や「18都府県」なる表記でも、我が県が入っているのかどうなのかハラハラできたはずだ。しかし北海道は違う。見た瞬間に該当しているのかどうかがわかる。極端な話、「46都府県」に北海道は入っていないし、「1道」には確実に該当している。「道」という特殊な自治体名を仰せ授かったためのカルマを背負っている。

道州制の議論でもそうだ。

県民であれば、何州になるんだろうかとドキドキできたはずだし、州に組み込まれることで何が変わるのかと気になったことだろう。しかし、道州制ですら「道」と明記されてしまっている。見るからに北海道はステイだ。

事前に結果を知らせられてしまっている結果発表に、自分だけが動けない席替え。

どうも、面白みがないのである。

だからって日常生活には全く支障はない。

そだねーって感じ。