徒然雑草

踏みつけられるほどに育つ

沸騰石

沸騰石は突沸を防ぐために入れるものだ。小学生理科の知識。突沸を防いでなにをしたかったのかよく覚えてはいないが、突沸を防がなければいけないことはよく覚えている。転ばぬ先の杖。突沸は防ぐものだったから、突沸したところを僕はみたことがない。

突沸を防いだとして、突然じゃなくなるだけで、沸騰はするようである。こっちの方が危ないんじゃなかろうかと、今は思う。

完全に危ない感じに沸騰されたら、危ないことがわかる。近づかないようにしようと思う。けど、突沸を防いだために静かに沸騰されたら、それの危なさがよくわからない。多分、沸騰しているのは火を見るより明らかだから危ないことはないんだろうけども。でも、突沸の方が危ない感じがする。

突沸人間は厄介だ。何故に衒いなくそこまで感情が出せるのかちょっと理解に苦しむ。反面、危ない時に危ないことがわかるのは羨ましい。沸騰石沈殿人間は温厚に見えて実は沸騰してるとかザラにあるからそれはそれで怖い。そこにそれぞれの沸点が絡み合って、人のエモは百者百様の様相を見せる。

じゃあ、沸騰した先、水蒸気はどこに行くんだろうか。その蒸気はなにを動かすのだろうか。エモり散らかさなきゃ動かないものはきっとある。それは沸点が高いとわからないことだったりする。

特に言いたいことはないです。以上終わり。