徒然雑草

踏みつけられるほどに育つ

動悸

親父は心臓がバカになりがちな人間である。不整脈がちで、期外収縮・心房細動に稀によくなる。その血を色濃く引き継いだ僕も、同じような運命線上を揺蕩うサダメを賜ってしまった。ちょくちょく心臓がバカになるらしい。というか、諸々不調のしわ寄せが心臓によりがちである。寝不足、飲酒、寝不足。不摂生のダブルチーズバーガーの結果、ちょっとドキドキしちゃう。それはトキメキのような甘酸っぱいものではなく。

お酒が残っている朝。胃の不快感を抱えながらの出勤。会社でエレベーター待ちするのが馬鹿らしかったのでひょいひょい階段を駆け上がって元気元気と言い聞かせていたのだが、突然心臓がダブステップを踏んだ。おうおうおう。落ち着け落ち着けおうおうおう。突発的なものですぐ止まった。しかし、その時確実に心臓はプログレッシブビートを奏でた。ジミヘンもびっくりである。普段怒らない人が怒ったら怖いとよく言うが、普段黙ってる臓器が主張するのも相応怖い。立ち止まったほうがいいですよと、確かにその時心臓が語ったのだった。

この反省を活かし、酔わないとは言わないまでも、酔っているときに階段を駆け上がらないようにしようと心に誓った。

疲れと酒と運動のコラボレーション。

なんか、危ない気がした。