徒然雑草

踏みつけられるほどに育つ

読点のタイミングが来ているのに構わず語尾を上げて文章を紡いでいく話し方が嫌だ嫌いだ大嫌いだ

「あの件ってどうなってる?」と僕が訊いたとしよう。

相手が応える。

「〇〇課に申請書は出してます。あと、〇〇さんに確認してOKもらいました。それと販促の媒体も作ってありますので、あとでメール確認しておいてください。」

みたいは返事が返って来たとする。至極真っ当だ。はい、そうですか。メール見ます。って気持ちになる。

これを、だ。

「〇〇課に申請書は出してますぅ〜、〇〇さんには確認してOKもらいましたぁ〜、販促の媒体も作ってありますぅ〜、なのであとでメール確認しておいてください。」

みたいに話す人がいる。想像できるだろうか。どう考えても読点のタイミングだよね、ってところで、変に語尾を伸ばし上げて、文章をつなげ、ダルダルとした文章を紡いでいく。僕の界隈でも数人いるから、多分世の中には蔓延っているものと予測する。この話し方がどうしても嫌いだ。上司だろうが先輩だろうが後輩だろうが、何言ってんだろうこの人って思う。

頭の中が箇条書きで整理されているのだろうか。

・申請書は出している

・確認してOKをもらった

・媒体も作成済み

・メールを確認して欲しい

これを全て伝えたい。から、そのまま読みました。確かに伝わるけど、箇条書きを文章にする程度の作業もしたくないのかできないのかどっちなんだ。受け取る方は至極聴きづらいぞ。順接とか逆接とかあるだろう。接続語ってやつだ。使えるんだったら使って欲しい。使えないなら学んで欲しい。別に日本語に詳しいわけではないから大声では言えないけれど、語尾をだるだるさせて文章にする方法が正しくなさそうであることはわかる。いや、正しいか正しくないか以前に、嫌だ。美しくない。大抵、こういう話し方をする人は仕事ができないと評されていることが多い。気がする。気のせいかもしれない。けど嫌だ。

芽生えを知りたい。彼ら彼女らもきっと普通に接続語を使いながら言葉を紡いでいた時期があったろう。しかし、歴史のどこかで、語尾をクイクイ上げる話方を学び、習得してしまった。最初の芽生えはなんだったのだろうか。語尾上げ人間に対する憧れがあったのだろうか。自分と違う話し方をする人間が少し格好良く見えでもしたのか。わからないけど、たいして格好良くもないし別に仕事できそうにも見えないので早く止めた方がいいと思う。チャラい昔話を聴いてる気になって至極不快だ。

仕事のやり方とか、期日を忘れるとか、仕事を進める上で圧倒的に不利益になることであればいうべきだろうが、たかだか話し方である。むしろその人の本質に関わるようなことを、一介のペーペーが口出しすることでもないなと思って、特に文句も言わないでいる。

上がっているのはあなたの語尾だけですよ、と、言ってやりたい。

僕の気分は下がってますよ、と。