徒然雑草

踏みつけられるほどに育つ

ELLEGARDENが復活するということは

ELLEGARDENが復活するということはすなわち、ELLEGARDENが復活するということである。すると言わずもがな、ELLEGARDENは復活するし、当然のごとくELLEGARDENは復活する。ELLEGARDENの復活に際して僕はELLEGARDENが復活するんだなと言った心情を抱き、それはELLEGARDENが復活しなければ得難い感情だったため、ELLEGARDENが復活することで僕は復活する。ELLEGARDENの復活がもたらす効果の最たるものが、ELLEGARDENにまつわる人間たちの復活であろう。ELLEGARDENの活動休止から十年間、ELLEGARDENの影を追いかけながら生きていた一部のさもしきパンクキッズたちが本物のELLEGARDENを目の前にすることによりアンデットのごとく首をもたげている様がネット上にて手に取るように見て取れる。全てはELLEGARDEN復活による。ELLEGARDEN復活。ELLEGARDEN復活である。

ELLEGARDEN復活!!!

エルレっぽい。エルレみたいな。エルレの二番煎じ。こんなレッテルを貼られたバンドがエルレ以後にどれだけいたのだろう。王道のコード進行にキャッチーなメロをのせて歪ませたギターでパワーコード弾きながら歌うバンド連中は全てエルレの前に跳ね返され続けてきたと言っても過言じゃない。それほどまでに、僕らはELLEGARDENに脳髄を掴まれ、ELLEGARDENをあの手のロックの代名詞として使用してきた。

ヤマカンで当ててやる!と、山本官兵衛が言っていたらどうだろう。

あ、これ当たるなって思うだろう。何しろ本人だ。レスポール氏がレスポールを弾いていたら誰も右に出られないだろうし、ジミヘンがパープルヘイズを弾いていたらひれ伏すしかない。それが代名詞の持つ力だと思う。

ELLEGARDEN復活というのは、代名詞が帰ってくるということである。僕たちがメロコアです。僕たちがあの手の音楽です。と、エルレっぽい音楽たちの代名詞がエルレっぽい音楽、いわんや、エルレの音楽をするということである。

わけがわからないだろう。わからなくていい。

一つ言えることはもう本物探しをする必要がないということで、本物の登場によりエルレの幻影を追うことはもうなくなる。細美武士の声をした違うバンドやエルレみたいな曲を作るバンドじゃなく、いよいよELLEGARDENなのだ。

ELLEGARDENのELLEGARDENによる僕らのための復活がすぐそこに。