徒然雑草

踏みつけられるほどに育つ

Back To The Futureを多分15年ぶりくらいにちゃんと観た

何を隠そう、めっちゃ面白かった。

初めての鑑賞ではない。はるか幼い頃、WOWOWか何かで「三部作一挙放送!」的な特集組みをされているBTTFを観た。テレビの前ベタ付きで三作とも観てたんだけど、きちっと覚えているのシーンはほとんどなかった。1だとダンスパーティでマーティがドギツイギターを弾いて会場ドン引きの場面だったり、3だとビフの先祖か誰かに銃を乱射されて、ドクとマーティがタップダンスみたいなステップで避けまくるシーンだったり、ほとんど本筋と関係のない場面ばかり覚えていて、じゃあ何を持って名作とされているのかの把握がほぼできていない状態だった。

数ヶ月ぶりの連休ということで、昨日も昨日とて夜深くまで飲み、外泊し、朝早くに自宅に帰還。諸々片付けをして小ざっぱりした部屋でパソコンをいじっているとアマゾンプライムにBTTFが出てきたものだからすぐに見始めた次第だったのだが、やはり何を隠そう、めっちゃ面白かった。

結局は歴史改変の物語だ。

うだつの上がらない父親のジョージと生活習慣病に罹患しまくってそうな母ロレイン。二人の出会いに息子マーティが絡むことで、戻ってきた未来の二人の姿は全く違うものとなる。でも本筋はそこではなく、ドクとマーティの友情だったり、ジョージとロレインの接点をマーティがどう取り持っていくか。そこには必ずタイムリミットが存在する。未来に戻る(バック・トゥ・ザ・フューチャー)のには11月12日午後10時4分の時計台への落雷がリミットだし、ジョージとロレインの縁結びは過去改変によってマーティの存在が消えるまでがタイムリミット。きっと間に合う、きっと間に合うと思いながらもハラハラして、案の定うまくいったときのカタルシス。緊張と緩和。病みつきになる。

リビア人とプルトニウム、マーティの手紙と防弾チョッキ、ビフ一味、仔犬アインシュタイン(長生きが過ぎるから同犬種の別犬かもしれない)、チャックベリー、時計台広場。伏線が張りやすい題材なのだろうけど、視聴者にわかりやすく伏線を提示してわかりやすく回収していくストーリーは本当に無駄がなくて美しいものだと思う。大好きで何度も観てこその良さももちろん、水たまりくらいの見識しかない人間が見てもわかるんだから優しいことこの上ない。娯楽大作の名に曇りなし。

 

寝不足もあるからさっさと寝るけど、2までは今夜中に観たいなぁ。