徒然雑草

踏みつけられるほどに育つ

泥眠

なんだか疲れていたようで、昨晩は9時の声を聞いたところから無性に眠くなり、意識飛んだと思ったら次の瞬間午前2時。電気消して改めて寝たところきちっと6時過ぎに目覚めた。足掛け9時間の睡眠。眠らない街・東京の現代社会に生きるものとしては記録的な睡眠だった。

なんで疲れていたのかと思い返してみても、特段心当たることはなかった。むしろお盆があったりなんなりで、比較的悠々とした日々だったのではないか。なんだ、昨日の無性な眠気はなんだったんだ。

思うに、昨晩のあれはひとえに慣れない日が多かったのと、一人の時間が少なかったのが原因だった。

お盆ということで、母が帰郷していた。ここ二日くらい一緒にいた。互いの努力の成果か、幸い親子仲は大変良好である。とはいえ、実家を出てしばらく経つ中、おらが城に親がやってきて一日二日過ごすというのはそうそうあったことではない。もし我が家が2LDKのそこそこなマンションだったら良かったろう。しかし違う。1Kである。それも趣味極振りの家。人を呼ぶ構造をしていない。尚母をや。別に一緒にいるときは気づかなかったんだけれど、なんだかんだで気を使っていたらしい。しかしまぁ、生活用品やら何やら一緒に買いに行って楽しかったね。またおいでね。

ならびに、そうすると自分一人の時間、一人の一日がなくなる。これは僕の業でもある。てめーが普段そこまで飲みに行かなければいいんだろうと言われれば、おっしゃる通りでしかなく、おっしゃる通りであり、おっしゃる通りだ。でもこればかりは仕方がない。体は一つ、飲み会が一つ。行かないなんて選択肢があろうか、いやない。そうして僕は自分の仕事の時間を生贄に泡沫の楽しみに肩まで浸かり、自らの首を絞める。

なんて話を知人にしたら、「結婚したら絶対に自分の部屋がないと精神ダメになるやつだね」って言われた。おっしゃる通りであり、やはりおっしゃる通りだと思う。面倒臭い人間に育ってしまったようだ。

ひとまずゆっくり寝たので大丈夫そうである。また頑張る。