徒然雑草

踏みつけられるほどに育つ

電気がついた部屋で

寝落ち。

多分ここ10年くらいで流行りだした言葉だろう。電子製品の電源を切る際に「電源を落とす」と表現することから、睡魔に負けて寝入ってしまう様子について「落ちる」が使われるようになった。言葉の生まれた経緯はそんなことに違いない。

 

最近頻繁に寝落ちる。諸悪の根源は22時半とかの怪しい時間に不意に布団に横になることにあり、さらにその根源を辿ると飲み会とか日中の細々した出来事につながってくる。睡眠は健康の母。睡眠は健康の母!

寝落ちて深夜に起きて、昨晩の自分の怠惰に苛まれながら電気消して寝るあの瞬間ほど、QOLがぶっ壊れる時はない。あと少し、あと少しだけ自律できていたら、安眠がそこにあったのに、自分に負けて布団と懇ろになった所為で体力の回復と健やかな精神を無に帰してしまう。人とは弱いものだ。

そして大抵寝直した時の夢は仕事の夢を見て、うぁぁぁぁぁっ!って起きて、夢か…ってなったその日に夢より悪いことが起きる。

 

つって出勤して、帰って来て、今日も着々と寝落ちの準備が整っている。

ワンルームの部屋で寝床以外のスペースなんておまけでしかない。そう考えると、部屋で死んだように寝るのは割とワンルームの部屋的な生き方なのかもしれないと今開き直っている。寝たきゃ寝りゃいいじゃん。眠いんだもの。

そうして本日も布団と仲良しになる。切ってもきれない、強い絆。