徒然雑草

踏みつけられるほどに育つ

Dive into 日常

束の間の帰省も終わり、今期一番の冷え込みを謳う東京に戻ってきている。徒歩と電車で少しのところにある会社にはきっと一面銀景色レベルの仕事が溜まっており、えっちらおっちらの片付けてあげなければならない。道無き道を進むような日々が口を開けている。そこに僕はDive intoするわけだ。

年の瀬も迫ってきているが、我が業種に年の瀬もへったくれもなく、目にも留まらぬスピードで年末年始を駆け巡ることとなる。その直前、最後の休止がこの度の披露宴帰省だった。北見はやっぱりぶっちぎりで寒く、4次会終了時点でマイナス16度を記録。酔った頭と体でタクシーもまばらな街を歩いたのは多分いい思い出となっていくだろう。

結婚式はこれもまた良かった。花嫁は綺麗で、花嫁のお母さんも綺麗で、お父さんは落涙の嵐、地元の同級生もたくさん集い、古い話と最近の話をカフェオレにして楽しんだ。10年も前の中高生時代となってしまったが、当人たちの記憶の中ではいつまでも鮮明なものである。人の門出を使って、僕らは懐かしい話をする。人の門出の間際に、僕らは最近の事情を語る。その日の主役も脇役も、みんな主役の人生があり、それぞれに生きて、それぞれに楽しかったり苦しかったりしている。話さないわけにはいかない。


嘘のような寒さに集って祝った同級生たちも瞬く間、今日からはそれぞれにそれぞれをやっている。僕もそう、彼も彼女も。どんなに来て欲しい朝も明けて欲しくない夜も、起きたくない朝も、時間は等しい。

さて、頑張りましょうね日常。