徒然雑草

踏みつけられるほどに育つ

案ずるより産むが易しとは

諺。この文字1つで「ことわざ」と読ませる。今や当たり前だが、ノーヒントじゃ絶対わからない、難読漢字に位置付けられるだろう。そんな話は今回全く関係なく。

案ずるより産むが易し。何も手につけないまま不安がってくよくよ悩むより、とりあえずやってみたら思うほど悪くないよ!みたいなことを一言でうまく言い表している言葉とされている。すごくわかる。そういう場面は生きてたらたくさん出くわす。

一方で、蓋を開けてみたら思ったよりひどい状況だったりすることもある。案じまくった数々の最悪パターンを、現実が軽々超えてくる。そこまでとは思ってなかった、そんなに酷い話だとは思ってなかった。どこから手をつけてどうしていけばいいのか判らず、途方にくれたりもする。


諺は的確に物事を言い得ているような気がする一方で、あらゆることが起こり得る世の中だ。どんな物言いをしたって全部真理なんじゃなかろうか。

案ずるより産むが易い場合もあれば、案ずるより産むが苦しい場合もある。果報は寝て待った方がいい場合もあれば、待ちの姿勢じゃ物事が動いていかない場合もある。そもそも人事を尽くしてないから天命が来ないだけかもしれない。

どれも本当だ。自分の力じゃコントロールできないところから降ってくる現実を、それはそれとして捌くしかない。


淡々と、レッツエンジョイ東京。