徒然雑草

踏みつけられるほどに育つ

喉痛い体熱い風邪ひいた

原因はわかっている。昨晩窓開けっ放しで寝てしまった。僕の寝床は窓際にあるからして、夜風に7時間ほど当たり続けた僕の体は見事に冷え、外気を吸い込み続けた咽頭は赤く腫れた。最近不意に寝てしまうんですよね、疲れですかね。不調に感づいたリンパは今も頑張っている。全力で仕事をしてくれている。主張し過ぎなくらいだ。

この間、ついひと月前もそこそこな体調不良に襲われた。1ヶ月ぶりのこの感じ。前回の体調不良時に、くたびれた鳥類のような顔をした医者にもらった薬が余っているので、ひとまず抗生剤をぶち込んでいるが、どこまで抗生できるものやらわからない。

 

あなたの風邪はどこから?僕は喉から。そう、喉から風邪に転落していくのだが、26年この体で生きていると、ヤバイ感というか、風邪引くフラグは敏感に察知できる。これキテるな、やられるな。イガイガする。ゴロゴロする。喉の痛みのとっかかりを感じた時、喉に刺激物を与える癖がある。ニキビをつぶすように、筋肉痛の部位を動かしてしまうように。熱々のコーヒー、お茶。逆に氷。メントス食べた瞬間に水。熱々とスースーの交代浴に晒された僕の喉は、うたかたの清涼感を得た後、刺激に耐えかね、静かに風邪の扉を開いていく。

もう、アホである。どう転んでも風邪引くんだからわざわざ痛みのるつぼに飛び込んで行かなくたっていいのだ。しかし、けれども、痛みに痛みを重ねることをやめられない。熱病に罹って水風呂に飛び込んだ平清盛の気持ちがわかる気がする。冷静に考えたらどう考えても逆効果なのに、やめられない。刺激を求めてしまう。

清盛は熱で冷水をお湯に変えたという。徹頭徹尾、スケールが大きい。奢れるものはひさしからず。喉の痛みもひさしからずで結構だというのに。