徒然雑草

踏みつけられるほどに育つ

ロケットマンをこれから観ます

いよいよである。

平日の夕刻、稼働率0.01パーセント程度の、酷く空いた川崎の映画館にて、酷くわくわくしている青年が一人。この気持ちは、そうだ、去年フジ子・ヘミングの映画を見た時に等しい。あの時は小さな映画館で、満席も満席、補助席と立ち見を出しながらの上映だった。環境は全く異なるものの、心情としては近いものがある。音楽を主題とし、昔からよく親しんだ作曲家の、人生に迫る映画。ドキュメンタリーか、原作に基づくフィクションかの差はあれど、似たような映画に心踊っている。

世の瑣末なことはヨソに置いて、今しばらく、この2時間だけは、目の前のスクリーンに映るエルトンジョンの半生と数々の音楽に夢中になっていたい。見終わったとき、僕は感想をうまく書けるのだろうか。公開からわずか4日。名作とも駄作とも評を聞いていない状況で、ありのままの映画をどう咀嚼するだろうか。

 

では、後ほど。