徒然雑草

踏みつけられるほどに育つ

ワクチン接種を眼前に控えたMan in the mirror

接種券が届いていない人、届いたけれども行政からの案内が来ない人、案内は来ているけれどなんとなく接種予約していない人、主義主張により接種を受けないと決めた人。さまざまいることを承知の上で、本日僕は一発目の接種を受ける。大手町の大規模接種会場の予約枠が拡大されることを妻が発見し、教えてくれたのだ。僕は一目散に予約をした。妻のパスを無碍にしてはならんと、丁寧にトラップをしてゴールに押し込んだ形である。妻には両手をあげて感謝。

モデルナ製ワクチンを打つ。製薬会社により若干の差異はあるようだが、いずれにしても副反応はほぼ間違いなくでるようである。こちとら20代男性である。20代と30代のホライゾンがチラつくが、20代は20代だ。若ければ若いほど副反応が重いらしい。こりゃあすごい副反応が待ち受けているぞと、心のうちには漣が立っている。腕の痛み腕の痛みと異口同音に聞こえてくる痛みとはどんなもんだろうか。少し調べてみると免疫系統が強い人間の方が副反応は顕著に出るようだという。喉の痛みとともに生きてきた人生だ。そういう意味では、大した副反応もなく終わるようにも思う。

いずれにせよ、誰もわからないのだ。誰もわからないことを誰もわからないままやっている。確かな知識と技術を持った人たちが、起こっている事象をもとに、最善と思われる手を打っている。と、信じて、僕はそれに従う。ワクチン生成に関わる文章を読んだところでベースとなる知識が皆目ないのでわからない。人が作った意思決定のプロセスを信じるか信じないかしかない。


本日はマイケルジャクソンを聴きながら出勤している。生前、沢山の噂にまみれた人である。真実なんぞ本人にしかわからないし、今の世に真実なぞないな、という気持ちで聴く。

I’m starting with the man in the mirror.

今日が終わる頃、the man in the mirrorはワクチン接種後のそれにChangeしている。またこれも人生である。