徒然雑草

踏みつけられるほどに育つ

バイトへの往路の疾走 遅刻しちゃうよ編

二十余年のこの人生のなかで、寝坊ということをした思い出があまりない。

朝起きて、やばいやばいと慌てる程度のことはあっても、どうしようもない寝坊は心当たりがない。だから遅刻とかもあまりない。

元来朝に強いらしい。

ゆっくり寝ていたい時に起きちゃうってデメリットはあれど、基本的に得している気質だと思う。

 

さぞ朝余裕もって動けるんでしょうね。

 

そう思うでしょう。

そうなんですね、余裕もてまくりなんですね。

ギターとか弾いちゃう。

ブロクとか書いちゃう。

するとどうなるかってね、時間がなくなるわけだ。

慌てる。ものすごく。

準備万端にしてからくつろげばいいものの、なんか着替えてりしてシャキッとするのが勿体無くて先延ばししてるうちに焦る時間帯になってる。

うさぎとかめである。

 

本日出勤は13時。12時45分にはバイト先についていたいところ。

バイト先までチャリで30分。遠い。

12時15分には出たい。

寝巻きのままギター弾いて気がついたら12時10分。

てんやわんやである。

 

そんな時に限っていろんなことに気がつく。

部屋汚くね?

お金下ろしてないじゃん。

ガス代振り込まんと!

 

全部中途半端に済まして出発したのが25分。

 

あとは脚力である。

 

運よく追い風。

陸上やっていたころは追い風2mを超えると記録成立しなかったが、今なら吹いてくれれば吹いてくれるほどいい。

しかしやっぱり運動不足の体にはなかなか応える。

前ももがもう無理ですって音を上げる。

うるさい。うるさいよ。

鞭打ちながら走る、漕ぐ。

体なんて脳という社長に振り回されるブラック企業である。絶対足とか心臓とかに就職したくない。

信号に捕まっても、再加速をしっかりすれば遅れは取り返せる。

動いていないところから動き出す時のパワーのかかり具合が好きだ。一歩一歩踏み込んで加速して行く感じ。

往年の何かを思い出させてくれる。

 

全力で漕いで漕いで、何時もの駐輪場まで15分で辿り着いた。

半分の所要時間である。

普段どれだけちんたら漕いでいたか、今日どれだけ頑張ったかがよーくわかる結果となった。

 

代償は大きい。無駄な拍動と前ももを捧げた。

しかしいい運動にはなった。

 

けど、もう、したくはないです。

余裕を持って行動することを誓います。