徒然雑草

踏みつけられるほどに育つ

2018-02-01から1ヶ月間の記事一覧

歌が上手いダルビッシュ有の話をしようと思ったらカーリングの話になってた

僕はかねてよりダルビッシュは絶対に歌が下手であると標榜している。ダルビッシュは歌が下手だ。いや、歌が下手でなければならない。世界有数のピッチャーの上、世間一般で言うイケメンでありスタイルがいい。完全体セルの如き完璧さを誇る肉体の上に、文化…

道民にとっての都道府県

平壌五輪が閉会した。北海道は北見に生まれ育った人間にとって今回のオリンピックによる影響は非常に大きい。カーリングが大躍進を遂げたことで、日に10回じゃ効かないくらいに「そだねー」についてのコメントを求められ、赤いサイロを買ってきてとの依頼を…

犬派ですか、猫派ですか、いえ、僕はわーすたが好きです

今週のお題「ねこ」 あなたの風邪はどこから?と尋ねるのはベンザブロックである。僕は比較的喉からの風邪が多いので銀のベンザが該当するなぁとCMを見ながら思うが、もっぱら風邪薬はルルを飲む。 犬派?猫派?日常会話でよく出てくる二者択一。ベンザどこ…

親知らずの進撃

歯茎のウォールマリアをいとも簡単に突破した進撃の親知らずは、顎関節の悲鳴をそこそこに聴きながら口腔内にコンニチハした。今朝の出来事である。昨日までは全くなりを潜めていた親知らずだったのだが、突如ロケットスタートをぶちかました。何を合図に飛…

ハーフパイプとかビッグエアに対する憧れ

実家の近所に公園があった。 通称ビリビリ公園。滑り台を滑ると猛烈な静電気が巻き起こり、触るもの皆バチバチしてしまうことからビリビリ公園と呼ばれていた。 僕の家はビリビリ公園まで徒歩30秒もないところにある。近所には同年代くらいのちびっこがたく…

「そだねー」にみる北海道弁〜頑張れLS北見〜

盛り上がって参りましたカーリング。 女子の日本代表、LS北見。まさに我がふるさとのチームである。彼女らのメディカルトレーナーに高校生の頃大変お世話になっていたこともあって、全然他人事じゃない気持ちで観戦をしている。 話題になっているのが、方言…

あまり書きたいことがなくなってきた

幾らでも、書けるには書ける。 ktaroootnk.hatenablog.com 感情を整理して、出来事を整理して、頭の中を整理する。 辛い思いや、悲しい思い、喜ばしい思いをすればするほど筆は進むし、昔よく通ったデイリーヤマザキで働いていた久保さんって名物店員さんに…

集合住宅ネーミング〜荘とハイツとカーサの覇権争いについて〜

集合住宅。それは学生にしろ社会人にしろ、一人で生活を営む我々の拠り所である。 大学に入学するため上京した18の春。僕は初めて集合住宅の門を叩いた。御歳85を超える大家さんが同郷で、大変よくしてもらった。 そのアパートの名前には、「ハイツ」が付い…

羽生結弦が苦手だったけれど。

羽生結弦はいよいよ国民的なアスリートとなった。とっくにスターだったけれど、オリンピック連覇された日には誰もケチをつけられない。圧倒的実力に裏打ちされている。かねてより、羽生結弦を見るたび自分に酔っている感じを受けていた。一挙手一投足が妙に…

冬季オリンピック道産子あるある

やっぱりスキー上手いの? やっぱりスノボ滑れるの? やっぱりスケートできるの? 北海道出身という割とよくある出自を東京で振りかざしていると、冬季オリンピックのたびに尋ねられる。 上手かったら、滑れたのなら、僕は胸を張って語ろう。しかし、僕は上…

YouTubeを見る

僕はYouTubeを見る。 ゴミを出さなきゃ、公共料金を払わなきゃと思いながら、YouTubeを見る。 ライブの動画を見て、バンドやりたいなーって思うけれど、思うだけで、やっぱりYouTubeを見る。 ゲームの実況動画も、楽しそうにプレイしている見ず知らずの人の…

Welcome to ようこそ 32V型AQUOS

何度となく繰り返してきたテレビとの出会い別れ。おそらく、これにて終止符が打たれるだろう。32インチ。6畳の居住空間には圧倒的不釣り合いな大画面が、今、僕の目の前に置かれている。オリンピック。スケートショートトラック。画面のどこを見たらいいのか…

アイロンとの邂逅

タイトルは、韻を踏みました。 先だっての帰省で、母にアイロンを買ってもらった。 旧居では近所に安いクリーニング屋さんがあったからシャツの洗濯は120円でアウトソーシングしていた。しかしどっこい、現在の家の近所には安いクリーニング屋さんがない。フ…

多分りんごがあまり好きじゃない。

それはApple製品の比喩でもなんでもなくて、ただのりんごのことなんだけれど。 今、台所には3つりんごが置いてある。そう、キティちゃんの体重と同じだけのりんご。「ワケありりんご!」と銘打たれて安く売られていたブサイクな形をしたりんごたち。買ってか…

うるとらみらくるくるふぁいなるアルティメット個人的なあの人は今が止まない

わーすたまじかわいい。 www.youtube.com 車窓に流れる景色を見ながら、食器を洗いながら、大して興味のない文章に目を通しながら。本当になんでもない時に、懐かしい名前が頭をよぎることがある。それはもう何年も思い出していない小学生だった頃や中学生だ…

朝日

ここのところ3日くらい、酒と脂で夜と朝をつなぐような生活をしていた。家に帰ることもなしに、借りぐらしをアリエッティしていたのだった。 人それぞれ気質は違うのだろうが、僕にとって朝日をきちっと享受することと1人の時間というものが不可欠なものだっ…

Always with music

しばらく前にイヤフォンを失くしていた。 これまで、あらゆるイヤフォンと喧嘩別れをしてきた。最期まで添い遂げられたイヤフォンなんてない。あらかた大抵、失くす。 前回も例に漏れなかった。当たり前のように僕の前から姿を消し、探すけど見つからず、探…

余白

川沿いの通勤路を歩いていると、通りに面した家々の洗濯物がひらひら棚引いているのが見える。一軒家も集合住宅も、もれなく川沿いにひらひら。晴れた日の朝に見るそれはとても優雅だ。洗濯機を回す音と、味噌汁の匂いと、洗濯物が交錯する川沿いには、それ…

オオグチボヤ人間

敬愛する早川いくを氏の名著、「へんないきもの」に於いて、4番サード的なポジションに君臨する深海生物、「オオグチボヤ」。 オオグチボヤ - Wikipedia 海底に根を張り、名の通りの大口を開けて獲物を待つ。口の中に入り次第、濾し取る。 究極の受動。生命…